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2017年4月28日

株式会社GISupply

 

 

LoRaWAN™対応GPSトラッカー『LT-100』を利用した
ゴルフカート運行管理の実証実験結果について


 

西日本電信電話株式会社のLPWAフィールドトライアルに参加し、株式会社ロートピアの協力のもと、

LoRaWAN™対応GPSトラッカー『LT-100』を利用したゴルフカート運行管理の実証実験を行いました。

『LT-100』のレポート成功率および電池持続時間などのデータから、ゴルフカート運行管理に十分に利用可能であることが分かりました。

 


 

■実証実験内容
【実施場所】
春日台カントリークラブ(奈良県)

 

【実施方法】
春日台カントリークラブにあるゴルフカート25台へ、LoRaWAN™対応GPSトラッカー LT-100 と3G回線を使用するGPSトラッカー TR-313J をそれぞれ取り付け、レポート成功率や電池持続時間などの計測・比較を行いました。

 

 

■LT-100レポート成功率
定期モード*160秒設定では、1日約8時間の運用でレポート欠損は数回程度に抑えることができました。レポート成功率の25台平均は99%を超え、良好な結果が得られました。

モーションモード*2を使用しての実験においても、移動時レポート間隔30秒の設定でレポート成功率の25台平均は99%を超え、移動体の種類によってはモーションモードが非常に有効であることが分かりました。

(*1)定期モードは、予め設定した送信間隔で定期的に位置情報を送信するモードです。
(*2)モーションモードは、Gセンサーによって移動を検知し、移動時と静止時それぞれに位置情報の送信間隔を設定できるモードです。

 

 

■電池持続時間
定期モード60秒設定では、1日約8時間の運用で30~35%程度の電池消費量となりました。この消費量から概算すると、同様の用途で最大約24時間連続動作可能と推定できます。

一方で、モーションモード移動時30秒設定では、1日約8時間の運用で10~15%程度の電池消費量となり、同じ運用時間で定期モード60秒の場合と比較すると、1/2から1/3程度の電池消費量でした。ゴルフカートは、一度プレーのために停車すると5分程度停車していることが多いため、電池消費量が抑えられる結果となりました。

TR-313Jと電池消費量を比較すると、LT-100の方が1/2から1/3程度少ない結果でした。定期モード60秒設定の場合、TR-313Jは1日約8時間程度の運用で電池残量10%(消費量90%)となり、自動電源OFFとなる端末が大部分でした。

 

 

■管理画面サンプル

GPSトラッカー・LoRaデバイス対応アプリ
『ezFinder BUSINESS(イージーファインダービジネス)』

管理画面サンプル

(クリックで拡大)    

 

【主な機能】
・GPSトラッカーの位置情報表示
・LoRaデバイスの測定値表示
・端末情報の表示
(バッテリー残量、レポートタイプ、RSSIなど)
・移動履歴のルート表示

・データ出力機能
・ジオフェンス、ランドマーク機能
・アラート機能

 

 

■各社の役割
西日本電信電話株式会社
 LPWAネットワーク(LoRaWAN™方式)の提供
株式会社ロートピア
 トライアルフィールドの提供、ゴルフカート運用実態との比較検証
株式会社GISupply(ジーアイサプライ)
 LoRaWAN™対応GPSトラッカー、トラッキングアプリezFinder BUSINESSの提供

 

 

 

*このページに記載している情報は、掲載日時点のものです。

現時点では、掲載日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。

 

 

 

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