Kerlink社製「6dBiアンテナ」の社内試験

2017年10月31日
マイク

 

Kerlink社製ゲートウェイ用の6dBiアンテナを入手しました。

弊社で取り扱っている「Kerlinkゲートウェイ LoRa IoT Station 923」に取り付け使用可能です。もちろん、工事設計認証取得済のアンテナです。

アンテナを弊社の屋上に取り付け、LT-100を持って弊社周辺を車で移動しました。

最長通信距離は6dBiアンテナで16.6km、3dBiアンテナで12.9kmでした。

ただし、通信距離は天候や地形などの環境によって変化する点に注意です。

予想通り6dBiアンテナの方が、通信距離が伸びました。

レポート結果をQGISで簡単にまとめました。

 

 

またRSSI値も6dBiアンテナの方が低くなる傾向にありました。

Uplinkに関しては3dBiアンテナよりも安定した通信ができていると考えられます。

 

 

今後は、Downlinkの評価や最長距離の調査を行おうと思います。

次回の結果報告をお楽しみに!

 

 

 

IoT/M2M展に出展します

2017年10月20日
by ノルドマルク

 

2017年11月8日(水)より開催されるIoT/M2M展(ホール7、ブース番号21-27)に弊社は出展します。

弊社では本年LoRaWANによる鳥獣被害実証実験を長野県大町市、北海道遠軽町丸瀬布地区で行ってまいりました。丸瀬布地区ではヒグマの捕獲に成功し、鳥獣被害対策にLoRaシステムが有効であることが再確認できました。鳥獣被害対策を行う地区ではLTE/3G電波の弱い地域も多いです。LoRaシステムにおいては3Gシステムと異なり、ゲートウェイを設置しなければなりません。しかしゲートウェイがLTE/3G圏内でありさえすれば、そこから2-7kmを半径とする地域に渡って捕獲地区を「拡大」することができます。

弊社では年内に九州地区、東海地区でアライグマなどの鳥獣被害実証実験を行います。今回の展示会では鳥獣被害対策を題材として、エンドノード/ゲートウェイ/ネットワークサーバー/クラウドアプリといったLoRaを構成する各セクターの詳細説明を行います。

 

現在ActilityやLoriotなどさまざまなネットワークサーバーが利用可能です。クラウドアプリ開発では、これらの決して少なくない数のネットワークサーバーに対する「受け口」を開発しなければなりません。今回の展示会ではさまざまネットワークサーバーに対応した汎用アプリ、ezFinder BUSINESSも展示説明いたします。

 

またLoRaハードウェアでは風速計や温度計、土壌センサーといったさまざまなセンサーへの接続を想定したLoRaセンサーノードを展示します。

 

 

ビーコン対応で室内測位も想定したLT-501という製品も展示予定です。

 

 

またバッテリー容量が大きいLT-601も展示いたします。