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期間中に残念ながら動物を捕獲する事が出来ませんでした。しかし、システム動作時のハンター、
関係者へのアラート通知は正常に動作しており、システムの有用性は示せたものと考えています。
また、LT-100の防水性(IPX7相当)に高い評価を得ました。
(鳥獣害対策システムの概要)
(アラート通知メール)
・小中学生の登下校見守りの実験結果
大町市八坂地区に住む登下校距離の長い小中学生を対象として実施しました。
同地区は熊やイノシシ等が出没する山間部で、登下校における安全の確保が課題となっていました。
LT-100を用いたリアルタイムトラッキングを活用し登下校の見守りを実現しました。
緊急時にはLT-100のSOSボタンを使用し、保護者・学校関係者へのアラート通知も可能です。
(ランドセルへの取り付け例) ※ベルトポーチ(別売)使用
・登山における遭難対策の実験結果
市民登山において大町市内の爺ヶ岳にLT-100を持参し登って頂きました。
登山経路とゲートウェイの直線上に障害物があった事からLoRa通信が難しいと予測されましたが、
予想に反し詳細なトラッキング情報を取得することが出来ました。
また、弊社における最大通信距離16.8kmを記録しました。今後、山小屋等にゲートウェイを設置
する事でより広いエリアもカバー可能と推測されます。
(爺ヶ岳 登山経路)
・自治体対応者及びハンターの負担軽減と捕獲事業の効率化
携帯電話の通信圏外に設置された罠にも使用できるLoRa端末に対応しているため、罠の動作をリアルタイムに監視する事が可能です。
・設置方法が簡単、移動もしやすい
従来の罠管理システムは配線工事が必要で設置が難しい、設置後は移動が困難といった問題がありましたが、本システムは基本的に配線工事が不要(※)で、誰でも設置・移動が可能です。罠を仕掛ける場所を簡単に変更することが出来ます。
(※お客様の環境によります)
・複数事案にも対応可能
複数事案に対し、それぞれ異なるシステム・機材を用意する為には多く時間・費用が必要です。本システムを応用する事でシステムの統一化を図ることができ、時間・費用の縮小が可能となります。
2017/10/12
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