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2018年2月22日

株式会社GISupply

 

 

 

鳥獣被害対策

「Fukuoka City LoRaWAN(TM)」実証実験へ参加 (実証終了)


 

2017年12月、株式会社地域環境計画と株式会社GISupplyは共同で「Fukuoka City LoRaWAN(TM)」における実証実験に参加します。
※福岡市HP:http://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/kagakugijutsu/business/lorawan.html

Fukuoka City LoRaWAN

 

 

●実験目的
福岡市では、平成20年度の外来生物調査でアライグマの生息が確認されて以降、その生息域の拡大が懸念されています。
このため、アライグマの生息状況を適切にモニタリングし、被害が顕著になる前に、行政・地元住民・NPO等が協力し、効率よくアライグマを捕獲・駆除していく方法の確立が望まれます。
 以上の観点から当実験では、近年アライグマの生息情報のある福岡市郊外において、「Fukuoka City LoRaWAN(TM)」を利用した効率的な捕獲・駆除方法についての知見を得ることを目的としました。

 

 

●実験内容

実証実検の結果、イタチ・ネコを複数回捕獲しましたが、残念ながらアライグマは捕獲できませんでした。箱わなと共に設置した自動撮影カメラでアライグマが撮影されましたが、その撮影頻度は少なく、箱わな設置場所は生息エリアから離れていると推察されました。
また、イタチは一度捕獲された後も何度も出没し、わなを横から揺らす等のイタズラをしたため、わなに入っていないにも関わらず、蓋が閉じさせる誤作動を頻発させました。
このため、本実証実験では、LT-100と箱わなとの連動性を改良したほか、LT-100の感度設定を見直すことで、イタズラに反応しにくい頑強な捕獲システムの構築に狙いを定め、約20日間の試行錯誤の結果、ほぼ狙い通りの反応を示す捕獲システムの構築に成功しました。

実際のアライグマ捕獲事業等では、以上のような仕組み上の工夫のほか、必要に応じて錯誤捕獲される場所から箱わなを適宜移動させることで、効率良く捕獲事業を進めることができると考えております。

 

箱罠

 

箱罠

 

 

 

株式会社地域環境計画 アライグマ

 

 

 

 


 

●使用機器

・LT-100(LoRa/GPSトラッカー)4台   https://www.trackers.jp/products_lt-100.html

LS-111

 

 

 

 

・TREL3G-H(3G通信機能付き自動撮影カメラ)2台  www.gishop.jp/shopdetail/000000001403

TREL 3G-H

 

 

 

 

 

・TRELink(アプリケーション)1式  www.trelink.jp

TRELink

 

 

※ゲートウェイ・ネットワークサーバーは「Fukuoka City LoRaWAN(TM)」を利用

 

 

 


 

   

●スケジュール
2017年12月中旬 福岡市郊外に箱罠・LoRaトラッカーを設置 (終了)
2018年1月中頃 実証実験終了、機材撤収 (終了)

 

 

 

*このページに記載している情報は、掲載日時点のものです。

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