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活用例
LoRaを利用した道路維持修繕作業  
 

 

高速道路の維持管理は、高速走行での安全性を確保するために欠かせない業務です。高速道は一般道に比べ厳しい使用環境にあります。施設設備の点検・補修や雪氷作業、交通巡回等の維持管理業務を日常的に行う必要があります。
維持修繕作業は「通行止め」ではなく「車線規制」で行うことも多く、さまざまな規制、危険な状況の中で業務を行う必要があります。標識や作業車や作業員などLoRa技術を利用してリモートで監視し、作業の効率化、作業員の安全性を高めることが可能です。

 

 

 

LoRaを利用した道路維持修繕作業 

 

 

 


 

-標識、回転灯などの管理

 

高速道路の維持修理作業のために設置した資材は、作業終了後に元の資材庫に戻さねばなりません。維持修理作業は車線規制をしてかなり長い距離で行われることも多く、標識やラバーコーン、矢印板や回転灯など多くの資材を使用します。作業終了後にその資材を高速道路という制限の多い中で安全、確実に資材庫に戻すのには大変な注意力を必要とします。決して短くない距離を作業車で走行しなおし、目視でそれぞれの資材を確認し回収するのにはかなりの労力を要します。LoRa通信を利用し、標識などに取付けたトラッカーで資材の位置情報をスマホやPCで現場にいなくとも容易に確認することが可能です。トラッカーを利用するために、作業車にLoRaゲートウェイを取付けます。LoRaトラッカーは移動した時に位置情報を送信したり、パソコン地図上のエリアから出た場合にクラウドアプリ上でアラート表示することも可能です。

 

 

 

 

⁻作業員の管理


維持修繕作業には高齢者も多く、夏場は特に熱中症の危険が高まります。LoRaウエアラブルデバイスは作業員の心拍や皮膚温度を測定し、専用クラウドアプリに表示します。また作業員が転倒した場合には、転倒アラートがクラウドアプリに送信され、作業員の異変にすぐさま気付くことができます。

 

 

 

 

―なぜLoRa方式か?


まず標識などに取付けるトラッカーは頑丈で防水性が高く、振動にも強くなければなりません。また最も重要なことは、頻繁に電池を交換する必要がないということです。高速道路はスマホ電波(LTE)がカバーするエリアも多いですが、LTE方式でLoRa同等の電池のもちを期待することは難しいのが現状です。LT-520は30分ごとの位置情報送信で、5年間の使用が可能です(環境による)。大きなサイズとならずに、電池が長持ちすることが重要です。またLoRaウェアラブルデバイスもサイズが小さいのでLTE方式よりもLoRa方式の方が電池は長持ちします(当社比)。
LoRa方式の最大のメリットは、お客様、現場に応じた通信環境をお客様自身が構築できるという点です。スマホ電波のカバーエリアかどうかを気にすることなく、監視する人、モノを中心として通信環境を構築できます。作業の進捗に合わせて作業車に取付けたLoRaゲートウェイを移動します。環境にもよりますがLoRaゲートウェイとLoRaデバイスの通信距離は2から7kmです。

 

 

 

 

 

 

 

2023/12/21


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