2017年9月22日 株式会社GISupply
LoRaWANを用いた鳥獣被害対策システムの実証実験(終了)
2017年9月6日、株式会社GISupplyと長野県大町市は共同で、大町市内においてLoRaWANを用いた鳥獣被害対策システムおよび小中学生の登下校見守り、登山における遭難対策の複合実証実験を終了しました。
鳥獣害対策システムについては、期間中に残念ながら動物を捕獲する事が出来ませんでした。 しかし、システム動作時のハンター、関係者へのアラート通知は正常に動作しており、システムの有用性は示せたものと考えています。また、LT-100の防水性(IPX7相当)に高い評価を得ました。
※鳥獣被害対策システムの実証実験にあたっては、有害鳥獣駆除業務実施時に実験を行った。
(鳥獣被害対策システムの概要)
(ezFinder BUSINESSアラート画面)
(アラート通知メール)
小中学生の登下校見守りについては、大町市八坂地区に住む登下校距離の長い小中学生を対象として実施 しました。 同地区は熊やイノシシ等が出没する山間部で、登下校における安全の確保が課題となっていました。 LT-100を用いたリアルタイムトラッキングを活用し登下校の見守りを実現しました。 緊急時にはLT-100のSOSボタンを使用し、保護者・学校関係者へのアラート通知も可能です。
(見守り経路1)
(見守り経路2)
(ランドセルへの取り付け例)
登山における遭難対策については、市民登山において大町市内の爺ヶ岳(標高2,670m)にLT-100を持参し登って頂きました。登山経路とゲートウェイの直線上に障害物があった事からLoRa通信が難しいと予測されましたが、予想に反し詳細なトラッキング情報を取得することが出来ました。また、弊社における最大通信距離16.8kmを記録しました。今後、山小屋等にゲートウェイを設置する事でより広いエリアもカバー可能と推測されます。
(爺ヶ岳 登山経路)
●実証実験を終えて
●実験概要
●使用機器
LoRa RSK(LoRaリアル現場用キット) https://www.trackers.jp/products_lora_rsk.html
(構成) ゲートウェイ1台
※本実証実験では、「ezFinder BUSINESS 」を使用しますが、GISupplyが提供する鳥獣被害対策専用アプリケーション 「TRELink(トレリンク) 」もございます。
関連ページ
*このページに記載している情報は、掲載日時点のものです。 現時点では、掲載日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。 |