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2017年8月21日

株式会社GISupply

 

 

 

LoRaWANを用いた鳥獣被害対策システムの実証実験の開始(機材設置完了)


 

2017年8月1日から3日にかけて、株式会社GISupplyと長野県大町市は共同で、長野県大町市の山間部周辺で

発生している鳥獣被害に対し、LoRaWANを使用した鳥獣被害対策システムおよびゲートウェイを市内5カ所に

設置した。

本実証実験は地元猟友会の協力を得ており、罠が作動した際にはハンター(猟友会員)および大町市役所に

アラートメール通知が送信される仕組みとなっている。大町市内各所に設置したLoRa鳥獣被害対策システムは

いずれも通信状態は良好で、田畑を荒らす害獣駆除の効率アップに期待が寄せられている。

今後の展開として、山中の集落に暮らす小中学生の登下校等の見守りにLoRaWANを活用できるか検証したいとの声もあり、「LoRaWANを使用した鳥獣被害対策と小中学生の見守りの複合実験」とする事も視野に入れている。


 

 

●実験の背景
害獣の駆除や捕獲の担い手であるハンター(猟友会員)は、高齢化や後継者不足等が問題となっています。

また、捕獲においては罠の見回りが負担となっています。

そこで株式会社GISupplyが提供するアプリケーション(ezFinder BUSINESS)のアラート通知機能を利用して

罠の動作をリアルタイムで監視する事でハンターの負担を軽減・効率化し、全国で鳥獣被害対策システムの

標準となる事を目標としています。

 

 

 

●鳥獣被害対策システムの概要
動物が罠に掛かり暴れることをトリガーとして動作するシステムです。

 

罠システム図解

 

 

LT-100の3軸Gセンサーを利用したモーションモードで動物の動きを検知、LoRa通信を介しクラウドアプリezFinder BUSINESSのアラート通知機能により罠の動作をユーザーにメールで通知します。

 

LoRa RSK

 

 

※本実証実験では、ezFinder BUSINESS を使用しますが、GISupplyが提供する鳥獣被害対策専用アプリケーション TRELink(http://www.trackers.jp/products_trelink.html)もございます。

 

 

 

●実験概要
・実験期間:2017年8月1日~2017年8月31日(予定)


・スケジュール
2017年8月1日 長野県大町市 鷹狩山展望台にゲートウェイ設置 (完了)
2017年8月2日 センサーを罠と共に山中に設置 (完了)
2017年8月中旬 中間確認
2017年8月末(9月初旬) 実証実験終了、機材撤収。

 

 

●使用機器

LoRa RSK

 

 LoRa RSK(LoRaリアル現場用キット)

 http://www.trackers.jp/products_lora_rsk.html

 

(構成)

ゲートウェイ1台
ネットワークサーバー1式
アプリケーション(ezFinder BUSINESS)1式
センサー端末(LT-100)10台

 

   

関連ページ

→実験概要はこちら (2017年8月1日)

→機材設置完了 (2017年8月21日)

→小中学生見守り実験 (2017年8月25日)

→実証実験終了 (2017年9月22日)  

 

 

 

 

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