2023年4月3日
by ノルドマルク
3月28日(火)札幌で開催された日本草地学会で弊社の放牧牛管理システム「うしみる」についての発表を行いました。日本草地学会は草地農業の発展に寄与するため、草地および飼料作物に関する学術の進歩と知識の普及をはかるための学会です。
https://grasslandscience.jpn.org/ (日本草地学会サイト)
本年は札幌で大会が行われ、「スマート放牧監視の現状と課題」について企画集会が開かれました。弊社も「うしみる」についての発表をいたしました。すでに昨年度「うしみる」をご使用いただいた、熊本県草地畜産研究所、島根県畜産技術センター、農研機構西日本農研のご担当から実証例、活用例について発表がありました。発表の中に製造側としての「気づき」がたくさんありました。
・霧だけではなく、草の中で牛が見えないような環境で特定の牛をさがすのに有効
・放牧地が大きい方が「うしみる」使用で時間削減が期待できそう
・泥沼などにはまって動けない牛の救出に有効
・離島での放牧での事故率は弊社思うより高かった
・若い牛ほど予期せぬ事故に気をつける必要ある
「うしみる」アプリで改修した方がよいポイントについても、意見をお聞きすることができました。これまで放牧牛用端末の毎年の電池交換が、酪農家様の大きな負担となっていました。弊社では20分間隔、夏季放牧で5年間利用可能な省電力「うしみる首輪」を開発いたしました。