カテゴリー: Globalsat

  • 発情検知実験を続けています④

    2024年 7月 4
     by ノルドマルク

     

     

    発情検知機能の開発にあたり、発情アラートが正しかったかどうか答え合わせをするために、各牧場の担当者に協力をお願いすることになりました。この「答え合わせ」も各牧場の事情に合致した形でお願いしなければなりません。

     ある公共牧場は頭数が少なく、午前、午後と比較的決まった場所に牛がいるため、アラートがあればすぐに確認に行っていただくことが可能です。しかし700頭弱など頭数も多く、広大な草地に牛が散らばっている場合、目視ですぐ確認をお願いすることはできません。定期的にリストをいただいて正誤を後日確認することにしました。

    発情検知のシステムは、まず端末の自己学習から始まります。平坦な川べりにある牧草地で生活する牛と、開拓団が切り開いた岩山のような牧場にいる牛、島などでほぼはなし飼いの牛がそれぞれ同じような「動き」であるわけではありません。肉牛と乳牛でも動きは異なるでしょう。各端末は個別に自ら「基準」を設定しなければなりません。端末はその基準もとに「アレ?この牛今日は動きがちがうんじゃない?」と自分で判断してアラートを発報しなければなりません。海外のシステムでは牛群ごとに基準を設定しているものも見かけます。

     各牛に「うしみる首輪2号」取付け後、学習期間を経て端末は初めて各牛の「動き」の監視を始めます。台湾メーカーは台湾の牧場で実験、弊社は日本で実験をしてお互いの実験結果、要求などをすり合わせ、ファームウェアを改良していきます。ファームウェアのアップデートは上記写真のようにBluetoothでスマホから行います。本番では一度牛に取付けた首輪をそうそう簡単に取り外すことはできません。「答え合わせ」が不正解だった場合、どこに原因があったのか調査も必要となります。

    今年の夏季放牧終了までシステムの改良は続きます。

     

     

    発情検知実験を続けています⑤に続く


    発情検知実験を続けています①はこちら

    発情検知実験を続けています②はこちら

    発情検知実験を続けています③はこちら

     

     

     

  • GTR-388LTE-M TCPでのデータ受信確認

    2021年03月22日
    by RAMBO

     

    20231124日追記】
    GTR-388LTE-M(Type-K)HTTP/HTTPSの通信に対応していません。
    GTR-388LTE-M(Type-D)はシリアルナンバーがJ00463以降のモデルは
     HTTP/HTTPSの通信に対応しています。(20219月頃以降に販売)

    GTR-388LTE-M は取得データを

        • HTTP
        • TCP Socket

    で設定した宛先に送信することができます。
    今回は、TCP Socketでデータを受信するための、サンプルプログラムを紹介します。

    1. 受信用サーバーの準備

    AWS の EC2 上に作成した Linux サーバーインスタンス上で待ち受けプログラムを動作させます。
    サンプルのプログラムは Python3 で作成します。 server.py というファイル名にしています。

    
    import socket
    
    HOST    = "XXX.XXX.XXX.XXX"  # サーバーのIPアドレス
    PORT    = 5000  # ポート番号(5000にしています)
    BUFSIZE = 4096
    
    tcp_server = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_STREAM)
    tcp_server.bind((HOST, PORT))
    tcp_server.listen()
    
    while True:
        client, address = tcp_server.accept()
        print("Connected!! [ Source : {}]".format(address))
    
        data = client.recv(BUFSIZE)
        print("Received Data : {}".format(data))
    
        client.send(b"OK")
    
        client.close()
    

    2. GTR-388LTE-M 宛先の設定

    Config Tool にて宛先を設定します。

    起動後、[Communication]タブにて

     

    項目 設定
    (E0)Host IP 1 サーバーのIPアドレス
    (E1)Host Port number1 サーバープログラムで指定したポート番号
    上記例だと5000

     

    を設定します。また、(A1)のチェックを外してください。

    [Motion Sensor]タブにて、(Rb)Report Media in static のテキストボックスをクリックします。

    「Report Media Coise」ダイアログが表示されるので、TCPを選択し、[Apply]をクリックします。

    設定後、デバイスに設定を書き込んでください。

     

    3. データの受信

    3-1. サーバープログラムの起動

    1で作成したプログラムを起動します。

     

    python3 server.py

    3-2. デバイスの起動

    GTR-388LTE-M を起動します。
    端末を振る(5秒以上)などし、内蔵のGセンサーで動きを検知させ、データを送信します。

    3-3. データの確認

    データ受信に成功すると、画面に表示されます。

    パケットキャプチャ結果です(黄色: サーバー, 緑色: クライアント)。

    (参考)テスト用データの送信

    クライアント用プログラムを作成することで、デバイスがなくてもテスト用データを送信することができます。

    
    import socket
    
    HOST    = "XXX.XXX.XXX.XXX"  # サーバーのIPアドレス
    PORT    = 5000  # ポート番号
    BUFSIZE = 4096
    
    tcp_client = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_STREAM)
    
    tcp_client.connect((HOST, PORT))
    
    tcp_client.send(b"GSr,GTR-388,XXXXXXXXXXXXXXX,0000,5,a080,3,>180321,081602,E14230.8271,N4341.5351,236,0.01,346,10,0.7,12400mV,>3114mV,0,6,23,00,00,00,00*68!")
    
    response = tcp_client.recv(BUFSIZE)
    print("[*]Received a response : {}".format(response))
    
    tcp_client.close()
    
  • LW-360HRの充電クリップを開発中です

    2020年11月25日
    by マイク

    LW-360HRは充電ケーブルの挿入方向を間違えると本体が故障することがありました。本体と充電ケーブルにある矢印マークが合わさった向きでの挿入が正しい充電方法ですが、まれに逆向きに挿入してしまうお客様がいらっしゃいます。

     

    逆向き挿入による故障を防止するために充電ケーブルではなく充電クリップを開発しております。近日中にリリース予定です。

    仮に逆向きにクリップを装着してしまっても充電端子は接触しませんので故障には至りません。

    LW-360HRの充電クリップは近日リリース予定です。リリース後はLW-360HRの標準付属品となります。(充電ケーブルは付属されなくなります)

    また、充電ケーブル、充電クリップ単体での販売も可能ですので、ご希望の方はお問い合わせください。


     

    ■ 2020年12月 充電クリップをリリースしました。2020年12月出荷分より標準付属となっております。詳細は製品の[構成品] をご確認ください。

    予備などで必要な場合には、オプションとして弊社オンラインショップ(GIShop)でも別途販売もしていますので是非ご利用ください。

  • ezFinder BUSINESSがTBSL1(WBGT測定器)に対応しました!

    2019年11月28日

    by マイク

     

    ezFinder BUSINESSTBSL1(WBGT測定器)に対応しました!

    今まで熱中症対策としてLW-360HRによる皮膚温度や心拍数などを利用してきましたが、現場のWBGTを合わせて表示、確認することができるようになります。

     

    まず、ezFBにトラッカーとしてTBSL1を追加します。

     

    次にTBSL1とLW-360HRを紐付けます。

     

    リアルタイム画面にてLW-360HRを選択すると、紐付けたTBSL1のWBGT値を確認することができます!

    WBGTの高さで色が変わります。17℃ですと白色です。

     

    TBSL1自体はリアルタイム画面には表示されませんが、レポートの取得はできます。

    またWBGTの遷移をグラフで確認することが可能です。

     

    お気軽にお問い合わせください!

  • LPWA新製品をリリース予定です!

    2019年  3月  29日
    byマイク

    今まではLoRa製品だけを扱っておりましたが、
    今後は「LTE-M」の製品取扱を開始予定です!

    リリースは近日中を予定しております。


    GTR-388LTE-M

    車両用LTE-M/GPSトラッカーです。

    耐久性があり多機能なLTE-M接続トラッカーとして設計されています。 容易に取付けが可能な小型サイズ。オートバイ、電気スクーターおよび車に取り付け可能。強度は高く、防水設計。

    位置情報等をezFinderBUSINESSで表示可能(※)。
    ※LTE-Mに対応したSIMが必要です。

    特徴
    ・820mAh充電式バッテリー
    ・高感度GPSレシーバー
    ・コンパクトサイズで防水IPX7設計
    ・高感度GPS / GSMアンテナ内蔵
    ・モーションセンサー内蔵
    ・AGPSサポート
    ・サポート通信プロトコル:UDP
    ・マルチI / Oサポート:
    カスタム機能用デジタル入力
    オプションの緊急ボタン用のデジタル入力
    アナログ入力
    リレー用デジタル出力
    ACC検出用デジタル入力
    ・取り付けが簡単な小型サイズ
    ・完璧な電源管理制御

    製品ページ
    https://www.trackers.jp/products_gtr-388lte-m.html

     


    IoT/M2M展【春】に出展いたしますので、是非ブースにお立ち寄りください!詳細はこちら→https://www.trackers.jp/event/event_2019.html

    「第8回 IoT/M2M展【春】前期」2019/4/10~4/12 東京ビッグサイト

    (株)GISupply
    第8回 IoT/M2M展【春】【小間番号】 7-33
    LPWAを活用した新製品やシステム・ソリューションのご紹介をご案内いたします。

  • LW-360HRの転倒検知

    2018年  12月  11日
    byマイク

     

    LoRaウォッチ「LW-360HR」には転倒検知の機能があります。

    例えば熱中症などで倒れたときにレポートを送信します(誤検知防止のため倒れた後に10秒静止が必要です)。

    ezFinderBUSINESSでは転倒検知レポート受信時にメールかSMSでアラート送信が可能です。

    転倒検知の流れを動画にまとめました!

     

    [動画] 熱中症などで倒れた場合の例

     

     


     


    LW-360HRの詳細はこちら
    https://www.trackers.jp/products_lw-360hr.html

     

     


    ezFinderBUSINESSの詳細はこちら
    https://www.trackers.jp/products_ezf.html

  • お待たせしました!LW-360HR間もなく販売開始します

    2018年08月17日
    by ノルドマルク

     

    大変長らくお待たせしました!ウェアラブルLoRaトラッカー LW-360HR が工場から出荷され来週中にも予約受付できる予定です(*検品後予定が変更となることもあります)。

    LoRa関連製品でもセンサーなどは多いですが、腕時計のようにファームウェアが複雑な製品はあまり世に出ていません。

    本製品はゲートウェイを設置されているエリアでのマラソンなどにも使えますが、最も多いのは作業員の方の体調管理ではないでしょうか。体温や心拍を測定したり、転倒検知・アラート送信なども行うことができます。今年のように猛暑では作業員の方の体調が悪くなることも多いかと思います。工事現場、空港屋外作業員の体調リアルタイム管理に最適です。

    また本製品はビーコンにも対応しております。たとえば工場内やトンネルなどの現場、大きな介護施設などで、ビーコンをあらかじめ設置しておけば、作業員、職員がどのあたりにいるのか検知することも可能です。

     


    ・体温表示画面

     


    ・歩数など表示画面

     


    ・転倒検知画面
    誤送信しないように確認画面が表示されます。

     

     

  • LW-360HRリリースについて

    2018年06月14日
    byノルドマルク

     

    LW-360HRのリリースが遅れていてスミマセン!現在の状況についてお伝えします。技適はすでに取得し、最終ファームウェアの調整をおこなっている段階です。

    出荷開始となるのは7月下旬となりそうです。もう少々お待ちください。

     

    追加情報 2018/8/22 LW-360HRの販売を開始しました! (製品詳細はこちら)

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