カテゴリー: LT-501H/LT-501RH

  • 鳥取県の牧場にゲートウェイを設置しました

    2025年07月31日
    by ノルドマルク

     

    放牧牛

    今年の北海道は経験したことのない猛暑ですが、こちら鳥取の夏は北海道とは比較にならないほどの暑さでした。太陽の光がまぶしく、湿度も低いですが焼けつくような暑さです。
    そんな中、鳥取県大山近くの牧場にゲートウェイを設置し信号調査を行ってきました。北海道では公共牧場への納品が多く、比較的平坦な地形の牧野で数百~2千頭の乳牛が飼育されているケースが多いです。弊社は鳥取、島根にもお客様が多いですが、こちらでは数十頭の肉牛が、起伏の激しい山地で飼育されていることが多く、ゲートウェイを最適な場所に設置し信号調査を行うことが大変重要です。

     

    ゲートウェイ設置

    ゲートウェイを山地でも小高い場所に設置しました。

    背後の立木をはさんで牛群はA群、B群に分けられています。A群の放牧牛を監視するのは容易ですが、立木背後のB群監視は非常に難しいと感じました。B軍のエリアは立木をはさんで、下り傾斜となっています。牧野の立木から離れた、放牧牛が集まる木の下では通信できることを確認しました。問題は立木裏の低い場所にある水飲み場です。こちらでは過去に近くで牛が脚を取られうごけなくなっていたことがあるそうです。

     

    水飲み場

    立木裏のがけを降り、水飲み場に到着しました。今年は渇水で雨が待ち遠しい状態です。

     

    通常信号調査を行う場合「うしみる首輪」で通信を試みるわけではありません。20分ごとの送信間隔ですので、信号調査を効率的におこなうことができません。LT-501Hという小型端末  を携帯し、効率的に信号調査を行います。

    「通信は非常にむずかしいのでは」との懸念がありましたが、牧野の面積が小さいため無事に通信を確認しました。

    牛

    信号調査は無事に終了し、来週には30頭あまりの肉牛に首輪がとりつけられます。

  • 関東の牧場でうしみるの設置を行いました

    2025年06月27日
    by リトルフィールド

     

    お問い合わせをいただき、うしみる(ゲートウェイ)設置のため関東の牧場を訪問してきました。

    元台風2号の影響もあってか、牧場内は半袖では若干肌寒いくらいの気温になっていました。

     

    牧野全体は広い&起伏が多く、今回は検証目的で少頭数の利用ということもあり1区画を対象としてゲートウェイ1台の設置を行います。

    (起伏が激しいと丘がLoRa通信の遮蔽物となってしまいます)

    関東の牧場でうしみるの設置を行いました

    設置箇所には単管パイプを埋め込み、そこにやぐらを組んでゲートウェイ、バッテリー、ソーラーパネルを配置します。

    放牧地内の設置となりますが、今のところこのやぐらが牛に壊されたことはありません。

    他牧場の話によると、最初はやぐらに興味を示して近寄って来るものの、そのうち特に気にすることも無くなるようです。

    ゲートウェイ設置

    ↑設置後

    ゲートウェイ設置後はLT-501H対象範囲の通信確認を行います。

     

    LT-501H

    LT-501H製品ページ

    この端末はデータの送信間隔を最小10秒に設定出来るため、歩きながら繋がりやすい、繋がりにくい箇所を特定することが出来ます。

    今回対象とした牧場の一部区域内ではおおよそ全ての箇所で通信を確認することが出来ました。

     

    現在うしみる首輪1号はキャンペーンを行っており、通常よりも安価にレンタルすることが出来ますので、お見積りのご相談や不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください!

  • ezFinderBUSINESSへのビーコン登録手順

    2020年4月28日
    by マイク

     

    LoRa/Beacon/GPSトラッカー「LT-501H/LT-501RH」やウェアラブルLoRaトラッカー「LW-360HR」は、周囲のBLEビーコンを受信した場合にGPS情報ではなくビーコン情報を送信します。しかし、ezFinderBUSINESSに対象のビーコンを登録していなければマップに表示されません。以下を参考にビーコンを登録してください。

    ※ビーコンのUUID、Major、Minorの値をご用意ください。これらの値はビーコンによって異なりますので予めご購入元へご確認ください。


    ・ezFinderBUSINESSへのビーコン登録手順

     

    【1】ezFinderBUSINESSへログインし、上部メニューから「ランドマーク」をクリックします。

     

     

    【2】左下の「追加」をクリックします。

     

     

    【3】ビーコンを登録したい場所を地図上にクリックします。

    ※場所を変更したい場合は右にある「地図をクリア」をクリックした後に、再度地図上をクリックしてください。

     

     

    【4】ビーコン情報「ランドマーク名」、「説明」、「Beacon ID」を入力し、「Use as beacon」にチェックを入れ、「適用」をクリックしてください。

    ※「Beacon ID」には「UUID+Major+Minor」を入力してください。

    例えば、UUID=112233445566778899AABBCCDDEEFF00、Major=0001、Minor=0001の場合は、「112233445566778899AABBCCDDEEFF0000010001」と入力してください。

    ※UUID、Major、Minorの値はビーコンによって異なります。購入元へご確認ください。

     


    以上でezFinderBUSINESSへのビーコン登録は完了です。トラッカーが周囲のビーコンを受信した場合はビーコン情報がezFinderBUSINESSへ送信され、登録したビーコンとIDを照合して地図上へトラッカーを表示します。

    ご不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

  • 放牧牛実証実験

    2019年7月2日
    byコンティ

    こんにちは都会のみなさん。

    私はとある実証実験のため、道東の高原に滞在しています。

    早起きして牧場を歩き、牛を眺め、暗くなったら寝る。

    そんな〇ーターみたいな生活も3週目に突入しました。

     

    結構、人里から離れていて、いちばん近いコンビニまで車で20分かかります。

    不便です。心細いです。

     

     

     

     

    で、なんの実証実験をしているのかというと、

    放牧牛にGPS付きの首輪をつけて、行動をトラッキングすることで、

    脱走や疾病の早期発見、発情の検知を実現できるかという内容です。

     

    首につけているとこんな感じ。

    優秀なGPS機器 (LT-501RH )をベースに開発した首輪で、バッテリーは1年ほど持ちます。

    首の下についているオモリは、LT-501RH のカウンターウェイトの役割になっていて、

    常にLT-501RH が上に来るようにしてあります。

    これは泥汚れの防止や、フェンスにぶつけて破損してしまわないようにする工夫です。

     

    脱走の発見については、レポート間隔さえうまく設定してしまえば、ezFinder BUSINESSのジオフェンスアラートが自動で通知してくれます。

     

    難しいのは、疾病の発見と発情の検知です。

    疾病時、発情時にはそれぞれ通常時とは異なる行動パターンを牛たちは示します。

    それを首輪からのデータでうまく数値化するのが難しく、牛と行動を共にすることでそのヒントを得ようというのが、私が長期間滞在している理由でもあります。

     

    先々週からの滞在で、牛との信頼関係も完成に近いと感じているので、

    あとは良いデータを取らせてもらうだけというところまで来ました。

    私が帰れるかどうかは牛次第。

    なので、牛さんたちには寝る間も惜しんで頑張ってほしいと思います。

     

  • LT-501RH電池保ち

    2018年 12月 28日
    マイク

    LT-501RH の電池保ちについての評価結果をまとめます。

    【評価方法】

    LT-501RHに新品の電池を入れ、電源ONから電源OFFまでの時間を計測

     

    【電池】

    ER34615(19000mAh)

     

    【設定】

    ClassA

    GPS捕捉ON

    Beacon捕捉ON

    通信間隔20秒

    ACK(再送)無し

     

    【環境】

    GPS再放射アンテナ付き室内(10度~28度)

    周囲にBeacon無し

     

    【結果】

    「LT-501RH」の電池保ちは27日間でした。

  • 放牧牛用GPS首輪近々実験開始!

    2018年06月21日
    byノルドマルク

     

    放牧牛のためのGPS首輪を試作中です。

    本製品はLoRa方式を採用し、1時間に1回の位置情報送信で2年半電池は持つ予定です。近々放牧牛に装着し実験を開始する予定です。

     

     

     

  • LT-501RH動物首輪

    2018年5月2日
    by ノルドマルク

     

    LT-501RHの頑丈仕様がリリースされるにあたり、動物首輪を製作してみました。野生動物の場合には LD-50Hと組み合わせて、テレメトリ―のように動物を探しに行くことができます。またリアルタイムに牛の活動調査を行うのにも有効です。

    本製品は5/9より開催される「第7回 IoT/M2M展 春」でも展示予定です。

     

    「第7回 IoT/M2M展春」 公式WEBサイト
    ※GISupplyのブースは西3-9となります。

  • LT-501RH頑丈仕様

     2018年5月1日
    by ノルドマルク

     

    空港のコンテナドーリーやトラックのトレーラーなど、動力無移動体を管理したいというご要望をしばしばいただきます。特に各空港のカード位置情報管理を、頻繁に充電することなしに運用できる端末はあまり多くありません。

     

     

     

    今回お客様のご要望により
    LT-501RHの底部を補強したステンレス仕様バージョンをリリースすることとなりました。本製品は海外の空港などで実証実験を繰り返してきました。本製品の電池は交換式ですが、重機の振動により瞬断が起こることもわかりました。ファームウェアを改良し、電池挿入と同時に電源がオンになるようなファームウェアバージョンも加えました。

     

     

     

    本製品は野生動物の首輪にも採用予定です。LT-601RH とLD-50H の組合せにより、LoRaM.O.S.T方式で、動物を探しに行くことも可能です。従来のテレメトリ―方式よりもはるかに廉価で、簡単な仕組みで野生動物調査を行えることを目指します。

     

    GISupplyでは少量でもカスタマイズ・改修を行い、ハードとそのファーム・アプリの調和をはかり、アプリを含めて最適なシステムを提案できるよう心掛けております。

     

    ・LT-501RH 詳細ページ
    https://www.trackers.jp/products_lt-501.html

     

     

  • LT-501Hを使ったビーコンでの位置管理

    2018年4月25日
    by マイク

     

    ビーコン対応のトラッカーと、ezFinder BUSINESSを使うことで、
    GPSが補足できない屋内でも位置管理が可能です。
    またGoogleMap上に自前で用意した地図等を埋め込むことができます。

    LT-501H  使用例】

    (1) ezFinder BUSINESSのメニューから「Custom Maps」を選択します。

     

     

    (2) 画像を埋め込みたい範囲を選択し、用意した画像をアップロードします。

     

    (3) 次に「ランドマーク」を選択します。

    (4) ビーコンIDと表示したい位置情報を設定し、ビーコンを登録します。

    (5) あとはトラッカーがビーコン範囲内に入るだけで、アプリ上ではビーコンの位置にトラッカーが移動します。

     


    ezFinder BUSINESSページ https://www.trackers.jp/products_ezf.html

    LoRa/Beacon/GPSトラッカー
    LT-501H/LT-501RHページ   https://www.trackers.jp/products_lt-501.html

     

  • ezFinderBUSINESSがLT-501のダウンリンクコマンドに対応!

    2018年  03月 27日
    by マイク

    ezFinderBUSINESSはエンドデバイスにダウンリンクコマンドを送り遠隔から端末の設定を変更することができます。

    今までLT-100には対応していましたが、本日LT-501H/RHにも対応いたしました!

    ※Class変更時は併せてネットワークサーバ上の設定も変更する必要があります。

     

      → ezFinderBUSINESSについてはこちら

     

     

    ・LT-501H LoRa/GPS/Beaconトラッカー
    https://www.trackers.jp/products_lt-501.html

    ・LT-100 LoRa/GPSトラッカー
    https://www.trackers.jp/products_lt-100.html

     

  • LT-501H電池持ち

    2018年03月23日
    byマイク

     

    先日から発売開始しておりますGPSトラッカーLT-501Hについて、電池持ちの検証実験を行いました。

    以前からあるLT-100と比べてバッテリー容量が減っているのですが、実際の電池持ちはそこまで変わらない結果となりました。

     

    【実験結果】

     

     

     

    今後、他の送信間隔でも同様に電池持ちを検証していこうと考えています。

     

     

    【製品詳細】

    ・LT-501H LoRa/GPS/Beaconトラッカー
    https://www.trackers.jp/products_lt-501.html

    ・LT-100 LoRa/GPSトラッカー
    https://www.trackers.jp/products_lt-100.html

  • LT-501RHはどんな用途で使用するか・・・

    2018年2月16日
    by ノルドマルク

     

    LT-501RHはバッテリー別売りのLoRaWAN対応ビーコン/GPSトラッカーです。この大型バッテリーに対応したトラッカーはどのような用途で使われているのでしょうか?

     

     

     

     


     

    ■ 鳥獣害―――野生動物首輪

    群れで行動する動物の調査には野生動物首輪が有効です。Telonics社、Lotek社など野生動物首輪のメーカーとして有名で、国内でもサル用首輪などを製造しているメーカーもあります。

    野生動物首輪の問題はいくつかありますが、最大の課題は電池のもちです。動物の大きさにより首輪重量にもおのずと限界があります。通常は顎の部分にバッテリーがあり、GPS・送信部は首輪上部にあるケースが多いです。最低でも1年間、できれば2年間もてば2シーズンに渡り動態調査を行うことができます。LT-501RHは毎時送信で2年7カ月間(メーカー公称値)バッテリーがもつであろうというのがウリのひとつになっています。

     

    次の問題が脱落方式です。火薬式、メカニカル式がありますが前者は保管方法に制限があり、日本のように原発がある地域での使用も制限があるようです。後者は高額になりやすいです。またタイマー方式と任意タイミング方式がありますが、タイマー方式で数十万する首輪が正確に脱落(ドロップオフ)しない、というのもよくある話です。任意タイミング方式はテレメトリ式で2つ以上のアンテナを持ち、首輪をつけた動物の反応を追いかけることが必要で、マンパワーがいります。

     

    また従来脱落式首輪は非常に高価です。海外のメーカーはほとんどが電池がなくなったら、メーカーに首輪を送りバッテリーを付けなおし、再度設定をしてもらう必要があります。弊社が目指す野生動物首輪は高くとも7万円程度でできるだけたくさんの個体に取り付けられるような首輪開発を目指しています。

    動物の群れ管理、罠アラートなども一括して弊社クラウドアプリTRELinkで行えるようになる予定です。

     


     

    ■カート管理

    空港などで数珠繋ぎになっているカートがどこにいったかわからない・・・というのはよく聞く話です。過去に航空会社様などからソリューション提示を求められておりましたが、「電池のもち」が最大の問題でした。LT-501RHは実用に耐えうる初めてのトラッカーと言えます。

    フランスでは4000個ほどのLoRaゲートウェイを設置して、某大手スーパーが運送用カートの位置をLoRa方式で管理していると聞いたことがあります。全40,000台のカートの内10,000台を管理しているそうです。

    野生動物首輪、カート管理などで実証実験を行いたいお客様はぜひご連絡ください。時期にもよりますが前向きに検討させていただきます。機材弊社持ち込みます。

     

カテゴリー

最近の投稿