投稿者: admin

  • 中国深圳に出張しました

    2025年11月06日
    byノルドマルク

     

    深圳

    10年ぶりに工場、メーカーとの打ち合わせのために中国深圳を訪問しました。弊社は北海道にありますが、新千歳から深圳まで深圳航空の直行便ができたので、5-6時間ほどで深圳を訪問できるようになりました。深圳は人口1800万人の大都市ですが、若者の多い都市です。一人っ子政策が終了して夫婦が多くの子供を持つようになったからではなく、地方から移住してきた人が多いので深圳の人口は爆発的に増えているようです。今回訪問した工場、メーカーなどの従業員もそうですが、タクシーの運転手なども地方出身の人が多いです。深圳に向かう機内もあまり年配の方はおらず、若い夫婦やカップルの姿が目につきました。

    人口が増えているにも関わらず、さまざまなシーンで省力化、IT化を目指す中国の姿が目に映りました。8階建てのホテルに泊まりましたが、ルームサービスで食事の配達はロボットが行います。エレベータにも器用に乗り目的の部屋まで食事を届けます。飲食店は日本でも最近よくみかけますが、QRコードによる注文方式が多いです。省力化により、より少ない人員で業務を遂行できるようになっていますが、余った人はどこにいっているのでしょう?驚いたのは警備や安全にさく人員の多さです。まずどのホテルや地下鉄の駅に行っても荷物検査、ボディチェックがあります。ホテル内でもフロアのあらゆる場所に監視、警備を行っている従業員がいます。

    トピック写真

    旅行者は交通状況に要注意です。車道と「それ以外」に分かれていますが、「それ以外」の部分をバイク、自転車、歩行者が利用しています。バイクの人たちはヘルメットも不要のようでかぶっていない人の方が多いようでした。バイク、自転車、歩行者が何かのルールに基づいて走行、歩行しているようには見えません。旅行者は細心の注意を払わなければトラブルにあう可能性が高いと思われます。

    私にとって以下は中国旅行の必需品です。

    1.Ahamo
    中国への日本人旅行者がまず帰国後不満を述べるのは、通信環境です。ネット規制などで「SNSが利用できなかった」、「ホテルのWiFiが使い物にならなかった」などです。Ahamo利用であればVPN不要で規制回避できます。まず深圳についたらグローバルローミングをONにするだけで、4G利用可能となります。スマホとアップルウォッチの時刻も時差を反映した現地時刻に自動でなります。ホテルでもWiFi利用せずに4Gで通信します。海外で日本代表のサッカーや野球の試合をストリーミング配信で見たい場合も、海外では見られないケースが多いですがAhamaoでは視聴することができました。Ahamo利用でない旅行者はVPNを準備するケースが多いようです。

     

    2.電子マネー
    今回はAlipayを事前に用意し、買い物や地下鉄で利用できるようにしてでかけました。現金とクレジットカードだと相当厳しいです。現金で払うとお釣りをもらえないこともあるようです。地下鉄駅なども現金で切符を購入できる機械は1台しかおいていない駅もありました。Alipayではお店のQRコードを読むか、こちらのQRコードを読み取ってもらいます。またQRコードで地下鉄にも乗ることができ、履歴も残るため出張精算にも最適です。

     

    3.百度地図
    Google地図だと目的の会社などを時間通りに訪問できないかもしれません。百度地図では中小企業名でも目的地として設定することができ、現在地から電車、バスの乗り継ぎなど的確に指示してくれます。カメラのでライブ撮影した画像からナビしてくれるアプリもあるようですが、利用していません。

    カニ

    物価はどうでしょうか?先月カナダに行きましたが、円安もありスーパーマーケットなどの商品は2.5-3倍くらいの価格でした。深圳の不動産などは高いと思いますが、交通費やスーパーマーケットの商品は日本より安めであると感じました。上の写真のカニも日本では1万円以上と思いますが、深圳では1000円ちょっとでした。

    深圳の人たちの人柄はどうでしょうか?地方出身の方が多いせいか、親切で優しい人が多いと感じました。風邪気味で体温計を買いに行ったら、薬局で「買う必要はないんで、体温はかってあげる」と言われ、熱が無いことがわかるとていねいに症状に合わせて薬を調合してくれました。タクシーの運転手なども親切で、こちらが「北海道からきた」というとさまざまな質問をなげかけてきます。20分くらいしか乗っていないのに「微博(SNS)で友達にならないか?」などと言われたりします。こちらの下手な中国語にも、粘り強くつきあってくれていねいに対応してくれる方が多かったです。

    ただ要注意は、政治にまるきり興味なさそうな深圳のタクシードライバーでも、こちらがいくらか中国語をしゃべることができるとわかると、だんだん要注意な質問を投げかけてくる人もいました。たとえば今回「高市首相はどのような評判ですか?」、や「台湾の総統についてはどう思いますか?」などの質問がありました。もちろん相手に他意はなく、「純粋に私(日本人)の意見を聞きたい」というだったと思います。日本人として「ふるまい」に注意が必要なシーンはありましたが、わたしのなかでは「深圳の人たちは親切な人が多い」と強く印象づいた出張でした。

     

     

  • 斉藤牧場のゲートウェイ取り外し

    2025年10月24日
    byリトルフィールド

     

    旭川市営牧場に続き、斉藤牧場も退牧の時期がやってきました。

    これからの降雪に備えてゲートウェイの取り外しを行います。

     

     

    この日の気温は最高6℃程度で、作業着1枚ではさすがに寒く感じました。

    ただ、去年の撤去日は11月で雪も降っていたことを考えるとまだ耐えられます。

     

     

    ゲートウェイやソーラパネル、バッテリー等は回収しますが組んだ土台はこのままにします。

     

    積雪で多少の歪みが出ることはありますがゲートウェイ設置に影響は無く、また来季にそのまま使用することが出来ます。

     

  • 旭川市営牧場も退牧の時期がやってきました

    2025年10月22日
    by ノルドマルク

     

    こちら旭川はここ23日急に冷え込み、今日の最高気温は6℃でした。旭川市営牧場の牛たちも農家さんのもと帰っていき、広い牧野に牛の姿はもう見当たりません。

    放牧牛の看視に重要な役割を果たしてきたLoRaゲートウェイも降雪に備えて取り外します。

     

    こちらでは1m以上の積雪がありますが、骨組みは来年のために残しておきます。また来年、元気な牛たちがこちらに戻ってくるのを楽しみにゲートウェイ回収作業をおこないました。

     

  • 北海道公共牧場会夏季研修会に参加しました

    2025年8月25日
    by ノルドマルク

    現地実習で旭川市営牧場に設置してある弊社の「うしみる」用ゲートウェイ

    (現地実習で旭川市営牧場に設置してある弊社の「うしみる」用ゲートウェイ)

     

    822日と23日と旭川で開催された「北海道公共牧場会夏季研修会」で発表してきました。

    初日は座学で「ヒグマによる家畜被害」や「野生動物対策の電気柵」などについて研修を受けました。北海道におけるヒグマ被害は毎年増加し、生息数は1990年の推定値が5,200頭(中央値)で2020年は11,700頭と倍増しているそうです。今年は特にヒグマの目撃報告が多く、私も2週間ほど前に釣りに行ったときに国道で体長1.8mくらいの熊を見かけました。私の車を見た瞬間に猛ダッシュで横の草藪ににげて行きました。私が釣りに出かける渓流で見かけるような熊は、牛、ひとをみかけると逃げていくような熊が多いです。怖いのは人との距離が近いところに生息している熊だと思います。また食料不足で鹿を捕食するような熊も恐ろしいと言えます。

    2日目は旭川市営牧場で、弊社の「うしみる」についての実習がありました。パドックで首輪を装着した牛を見学し、ゲートウェイからの通信距離や高活動量検知についてさまざまな質問を承りました。(→ 旭川市営牧場へのインタビューはこちら)

     

     

    当日は電気柵の説明や、6月くらいから悩まされることが多いアブ捕獲システムについても説明が行われました。

  • 鳥取県の牧場にゲートウェイを設置しました

    2025年07月31日
    by ノルドマルク

     

    放牧牛

    今年の北海道は経験したことのない猛暑ですが、こちら鳥取の夏は北海道とは比較にならないほどの暑さでした。太陽の光がまぶしく、湿度も低いですが焼けつくような暑さです。
    そんな中、鳥取県大山近くの牧場にゲートウェイを設置し信号調査を行ってきました。北海道では公共牧場への納品が多く、比較的平坦な地形の牧野で数百~2千頭の乳牛が飼育されているケースが多いです。弊社は鳥取、島根にもお客様が多いですが、こちらでは数十頭の肉牛が、起伏の激しい山地で飼育されていることが多く、ゲートウェイを最適な場所に設置し信号調査を行うことが大変重要です。

     

    ゲートウェイ設置

    ゲートウェイを山地でも小高い場所に設置しました。

    背後の立木をはさんで牛群はA群、B群に分けられています。A群の放牧牛を監視するのは容易ですが、立木背後のB群監視は非常に難しいと感じました。B軍のエリアは立木をはさんで、下り傾斜となっています。牧野の立木から離れた、放牧牛が集まる木の下では通信できることを確認しました。問題は立木裏の低い場所にある水飲み場です。こちらでは過去に近くで牛が脚を取られうごけなくなっていたことがあるそうです。

     

    水飲み場

    立木裏のがけを降り、水飲み場に到着しました。今年は渇水で雨が待ち遠しい状態です。

     

    通常信号調査を行う場合「うしみる首輪」で通信を試みるわけではありません。20分ごとの送信間隔ですので、信号調査を効率的におこなうことができません。LT-501Hという小型端末  を携帯し、効率的に信号調査を行います。

    「通信は非常にむずかしいのでは」との懸念がありましたが、牧野の面積が小さいため無事に通信を確認しました。

    牛

    信号調査は無事に終了し、来週には30頭あまりの肉牛に首輪がとりつけられます。

  • 関東の牧場でうしみるの設置を行いました

    2025年06月27日
    by リトルフィールド

     

    お問い合わせをいただき、うしみる(ゲートウェイ)設置のため関東の牧場を訪問してきました。

    元台風2号の影響もあってか、牧場内は半袖では若干肌寒いくらいの気温になっていました。

     

    牧野全体は広い&起伏が多く、今回は検証目的で少頭数の利用ということもあり1区画を対象としてゲートウェイ1台の設置を行います。

    (起伏が激しいと丘がLoRa通信の遮蔽物となってしまいます)

    関東の牧場でうしみるの設置を行いました

    設置箇所には単管パイプを埋め込み、そこにやぐらを組んでゲートウェイ、バッテリー、ソーラーパネルを配置します。

    放牧地内の設置となりますが、今のところこのやぐらが牛に壊されたことはありません。

    他牧場の話によると、最初はやぐらに興味を示して近寄って来るものの、そのうち特に気にすることも無くなるようです。

    ゲートウェイ設置

    ↑設置後

    ゲートウェイ設置後はLT-501H対象範囲の通信確認を行います。

     

    LT-501H

    LT-501H製品ページ

    この端末はデータの送信間隔を最小10秒に設定出来るため、歩きながら繋がりやすい、繋がりにくい箇所を特定することが出来ます。

    今回対象とした牧場の一部区域内ではおおよそ全ての箇所で通信を確認することが出来ました。

     

    現在うしみる首輪1号はキャンペーンを行っており、通常よりも安価にレンタルすることが出来ますので、お見積りのご相談や不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください!

  • 十勝地区の牧場でも入牧が完了したようです

    2025年06月23日
    by ノルドマルク

     

    牧場

     

    さわやかな春風が吹くヌプカの里ふもとの牧場にも、夏季放牧の時期がやってきました。士幌町の新田牧場様では弊社の「うしみる首輪」をご利用いただき5年目となります。LoRa方式ゲートウェイ3台を高所に設置しているため、広大な牧野にいる500頭以上の牛ともうまく通信を確保できています。本年から「うしみる首輪2号」をご導入いただき、高活動検知の実験にもご協力いただいております。

     

    牧場

     

    こちらの牧場では濃い霧で、目標の牛を捕獲に困難が伴うことがおおかったとのことです。まず朝一番で事務所のPCで目標牛(発情牛)の位置をおおよそ確認してから、牧野に向かうのが日課とのことでした。

  • AQUALABO担当者とエア・ウォーターさんを訪問しました

    2025/05/29
    byマイク

     

    先日水質センサーメーカのAQUALABOからCorentinさんが来日しました。弊社から車で15分のところにある「エア・ウォーター株式会社様、杜のサーモンプラント」へ連れていき見学をしてきました。

    エア・ウォーター株式会社様、杜のサーモンプラントについてはこちらをご覧ください。

    同プラントでは水質管理システム「うおモニ」をご利用いただいております。

     

    ■浮上孵化槽とAQUALABO溶存酸素センサー 

    浮上孵化槽とAQUALABO溶存酸素センサー

     

    以下は同プラント見学の様子です。

     

     

  • GIShopでボディカメラ販売開始します

    2025年5月20日
    by ノルドマルク

     

    弊社は、2010年より「計測・調査機器の販売サイトGIShop」を運営しています。そのGIShopで画像と音声で作業の様子などを記録するボディカメラを販売開始することとなりました。

    ボディカメラとは、衣服やベルトに装着し、目線に近い映像と音声を同時に記録できる小型カメラです。警備や設備点検、事故・トラブル時の記録などに役立ち、証拠保全や業務の透明性向上に効果を発揮します。欧米では警察・公共機関を中心に普及が進んでいます。ボディカメラはアクションカメラとは異なります。画像のクオリティはアクションカメラには及びませんが10時間等長時間撮影が可能です。またヘルメット装着型ボディカメラでは体を使うような広い現場でも、装着を意識することなく作業の様子を画像、音声で記録します。

    米国での採用例などを見ると「警察官が事件発生時の様子を撮影するカメラ」という印象を持ちますが、実際にはさまざまな用途で採用されています。ボディカメラは他者とのやり取りの様子を撮影するだけではなく、自分たちの作業の様子を撮影する目的でも広く利用されています。たとえばお客様に製品・システムなどを納品する様子や、修理作業の自らの様子を記録として撮影することも可能です。

     

    ボディカメラは以下のような作業、現場で有効に活用することができます。

    ・夜間の工場や倉庫での設備点検作業

    ・建設現場での安全管理と作業記録

    ・警備員による巡回時の映像証拠の記録

    ・トラブル発生時の状況把握と証拠保全

    ・災害現場での復旧作業の経過記録用

     

     

     

    以下のような理由でスマートフォンが普及した現在でも、ボディカメラは採用され続けています。

    ・両手がふさがらず作業中も録画可能

    ・映像が自動で目線に近い位置から記録

    ・耐衝撃・防水で過酷な現場にも対応

    ・誤操作を防ぐシンプルなボタン設計

    ・長時間録画に特化しバッテリーも長持ち

     

  • 旭川市営牧場でも入牧の準備をしています

    2025年5月13日
    by リトルフィールド

     

     

    旭川市営牧場でもゲートウェイの設置を行いました。

    現地の事務所や牧場内には桜が咲いているものの、向かう道中の道路脇にはまだ雪が残っています。

     

    ゲートウェイの設置作業は足元の有刺鉄線に注意しながら行い、パイプの台座は冬季間そのままにしていましたが、特に大きく破損すること無く引き続き使用しています。

     

    昨年に引き続きこちらの牧場では高活動量検知システムの検証にご協力いただいており、今年は40頭程度の入牧になります。

    去年より少なくはなりますが、元気に牧野を歩く牛たちの姿を見るのが楽しみです。

     

  • 夏季放牧の準備をしています

    2025年4月23日
    by ノルドマルク

     

    今年になってから降雪が少なかった旭川周辺には、早めの春がやってきました。牧場は夏季放牧を1週間ほど前倒しするところもあり、こちら 斉藤牧場 も早めのゲートウェイ設置となりました。こちらは小高い山にある牧場ですが、冬の間パイプを利用した台座はそのままにしております。雪がソーラーパネルを設置する上部くらいまでの深さとなりますが、たいした錆もなく引き続き台座を利用します。

     

    パイプ打ち込みなど台座組の作業が無いので、ゲートウェイ組上げは2人で30分強で終了します。こちらでは4月末から10月末までの6カ月間の夏季放牧となります。あと1週間で、草を食み高低差のある草地を元気に歩き回る牛たちの姿を確認できるはずです。

     

     

  • 台湾に出張しました

    2025年3月31日
    by ノルドマルク

     

    メーカーとの打ち合わせと台北サイクル 見学のため、台北に出張しました。

    到着した台北は旭川の真夏より暑く33℃でした。まず着いたら空港でラッキーランドの抽選 をします。5000台湾ドルあたるのですが、私はまだ当たったことがありません。今回もだめでした。

    いつも台北駅の桃園空港行き電車改札寄りのホテルに泊まりますが、今回は知る人ぞ知るルーローハン(魯肉飯)のお店に行ってきました。

    台北駅そばですが小道のさらに小道を入り、さらにお店に入るには相当勇気が必要です。

    小道の感じから衛生面にも不安がよぎります。10年ほど前中国に行き、メーカーと食べた晩御飯直後から激しい下痢に襲われ、5日間バスにものれないほどのつらい経験が頭をよぎります。勇気を出してお店に入り、うまくもない中国語で「魯肉飯普通盛りと野菜スープください」というと、コワモテ?のお兄さんが笑顔で「わかりましたー」と中国語で返してくれました。何分もかからずに魯肉飯と野菜スープがテーブルの上にのりました。

    「う・・・うまい!」日本円270円くらいでこんなにおいしいものたべてよいのでしょうか?円安なのに「お得感」のある食堂です。おまけに朝07:30からやってるなんてサイコーです。ただ夜はやってないのでご注意を。

     

    この時期に南港でやっているTaipei Cycleを見学しました。自転車本体の他にもフレームやらサドル、バックなど数多くのメーカーが出展していました。

     

     

     

     

    台湾のキャッシュレス事情ですが、交通系の悠遊カード、Line Payがあれば、キャッシュの出番は屋台などのシーンに限られます。Line Payは事前にクレジットカードと紐づけ、支払いの際には使用国「台湾」を選ぶことで支払いが可能となります。ただ、430日で日本のLine Payサービスが終了するので、おそらく日本人の台湾でのLine Payでの支払いもできなくなるのではないでしょうか。正直これはキツイです。相当面倒になります。セブンイレブンではApple Payでの支払いが可能ですが、店舗の多いファミマではApple Payは使えませんでした(2025/3/26時点)。

    台湾に出張すると自転車のレンタルサービスYoubike の利用も便利です。ただ台湾での電話番号を持たない人は3000元(日本円で13,400円程度)のデポジットが必要なので、躊躇する人も多いかもしれません。

  • 今年は春が早そうです

    2025年2月3日
    by ノルドマルク

     

    生まれてこの方、こんなに暖かい1月を経験したことがありません。雪もこれだけ少ないのは記憶がありません。積もっている雪も湿度が高く、まるで関東近辺でたまにふる雪のようです。地球温暖化が着々と進み、今の子供たちが大きくなるころには旭川近辺のスキー場の営業期間は、はるかに少ないものとなっているでしょう。秋にサケの遡上などの光景も全く見られなくなってしまうかもしれません。現に10年前くらいまでは知床のウトロ漁港なんかを真っ黒にうめていたカラフトマスは、すっかり姿を消してしまいました。道外から旅行に来られる方も、フグは今や北海道が日本一の漁獲高を誇ることをご存じないようで、旅館などで夕食時にでるとがっかりされることもあるそうです。

     

    ushimiru_rental_2025cp

    この暖かさだと、農家様から公共牧場への入牧時期も早まるかもしれません。弊社では本年度より「うしみる首輪1号」を1頭あたり2,200/月(税込み)でお貸出しすることになりました。

    10 頭からご利用可能で、本価格には以下が含まれます。

    ・「うしみる首輪1号」 頭数分(10頭~)

    LoRaゲートウェイ 1

    ・ゲートウェイからのLTE通信費

    ・「うしみるアプリ」利用料

    *本レンタルは日本国内のみ対応

     

    また今年は「うしみる首輪」ご注文が多く、100台を超えるご注文の場合夏季放牧に間に合うかどうか微妙な状況です。ご購入検討のお客様は早めにご連絡お願いいたします!

  • 台南、台北に出張してきました

    2024年12月17日
    by ノルドマルク

     

     

    今年も年の瀬がやってきましたが、40㎝ほど雪が積もった旭川から最高気温28℃の台南と、台北を訪問してきました。

     

     

    弊社近くの旭川空港からも台北への直行便がありますが、今回は日程の都合で新千歳空港から台北に向かいました。台湾では旅行者に「ラッキーランド」というキャンペーンをやっており、桃園空港でその場でくじ引きできます。あたると5000元相当の電子マネーがもらえます。私ははずれでした!事前に登録が必要で、必ず入境当日にくじ引きしなければいけません。

    まずは新幹線で空港から約1.5時間の台南を訪問しました。大変な数のLoRaセンサーを製造しているNETVOX社との打ち合わせが目的です。早く着いたので台南のランドマークともいえる、赤嵌楼(せきかんろう)を訪問してきました。この建物は1653年にオランダ人により建設され、オランダ統治時代は行政・軍事の中心地でした。1662年にオランダ勢力が駆逐されたのちに中国風テイストの建物となったそうです。

     

    まだ時間があったので赤嵌楼から徒歩で行ける、神農街(しぇんのんじえ)を訪ねました。ここは清朝時代から続く商業街ですが、今はおしゃれでアートな雰囲気でいっぱいのストリートとなっています。台南では訪れたい観光スポットがたくさんあります。

     

    今回も海外での通信はahamoなので安心楽々でした。入国手続きを終えた後、台湾通信会社カウンターでSIMを調達したりAPN設定など行うなどに時間がとられません。桃園空港につき電波をとらえると、私のApple Watchも自動で時差修正してくれます。Ahamoは最大15日間海外で追加料金なしで利用できます。私の同僚は海外用SIMカードでしたが、APN設定などに時間がかかっていました。

     

    さて台湾の電子マネー利用状況ですが、Line Pay が圧倒的に普及しています。しかし日本ではLine Payのサービスが来年4月をもって終了となるようです。台湾では引き続き使えるという話も聞いていますが、定かではありません。私は普段Line Payを国内で使っていませんが、日本でクレジットカードに紐づけ、メニューで「国」を「台湾」に変更することで簡単に使用できました。台湾でコンビニはセブンイレブンかFamily Martが多いですが、セブンイレブンについてはApple Payが使えます。コンビニにレジでまず聞かれることは日台同じです。「袋(塑料袋スーリャオダイ)は要りますか?」です。支払いではApple PayなりLine Payの画面を見せるとすぐにわかってもらえます。普段電子マネーを使わない人は悠遊カードという、交通系カードにチャージして支払う方法があり大変普及しています。

     

  • RA02G 電子タバコ検知アラートを試してみました

    2024年11月19日
    by リトルフィールド

     

    弊社が取り扱っている電子タバコセンサー
    「RA02G:LoRa喫煙、電子タバコ、防犯アラームセンサー(DC電源)」について、現在多くのお問い合わせをいただいています。

     

    いただく内容として多いのが、トイレや個室等で隠れて電子タバコを吸う方へ対処をしたいというものです。(一般的な火災報知器ではタバコ、または電子タバコの煙を検知することはほぼ不可能です)

    そこで、本トピックではデモ機を使い、電子タバコ検知の性能をいくつかの部屋で検証します。

    もちろんトイレ等の広さは職場環境や家によりそれぞれで、風や室温により結果も違ってきます。そこにプラスして喫煙者のタバコの吸い方も影響してきます。(煙を吐く向き、息の強さ、電子タバコの種類等…)

    また、簡易的な環境での試験のため、あくまで目安としてご参考ください。

     


    [検証1] (W)82×(D)122×(H)220のトイレ

     

    ◆環境
    ・部屋中央の天井に設置
    ・便座に座って喫煙
    ・喫煙者~センサー間:1m
    ・暖房なし
    ・ドア、窓は閉めた状態
    加熱式たばこをトイレで吸う人
    種類 煙横向き 煙下向き 煙上向き
    電子タバコA(1) 30秒 20秒 18秒
    電子タバコB(1) 27秒 24秒 19秒
    Vape 16秒 15秒 12秒

    完全個室&狭い部屋の場合、アラート鳴動後すぐに喫煙をやめてドアと窓を開けて換気をしても、530分程度検知し続けました。

     

     


    [検証2] (W)260×(D)350×(H)220の部屋

    ◆環境
    ・部屋中央の天井に設置
    ・壁際で椅子に座って喫煙
    ・喫煙者~センサー間:1.5m
    ・暖房なし
    ・ドア、窓は閉めた状態
    電子たばこを隠れて吸う人
    種類 煙横向き 煙下向き 煙上向き
    電子タバコA(1) 10秒
    電子タバコB(1) 3分 15秒
    Vape 2分10 1分40 15秒

    5畳程度の部屋になると、感知までの時間が急に伸びます。

    煙を下向きに吐いたほうが、床→壁と伝うのか、息の関係なのか検知する時間が横向きより短くなるようです。

     


    [検証3] 1.7m×3m 高さ2mの物置

    ◆環境
    ・暖房等:無し
    ・天井からセンサーの位置:20cm(棚に固定)
    ・人からセンサーまでの距離1.8m
    ・部屋端の棚に固定
    ・真ん中に座ってセンサー側を向いた状態で喫煙
    加熱式たばこを吸う人
    種類 煙横向き 煙下向き 煙上向き
    電子タバコA(1) 30秒 未検証 未検証
    電子タバコB(1) 30秒 未検証 未検証
    Vape 30秒 未検証 未検証

    狭すぎるため、どの向きでやっても秒数はそこまで変わらないと判断し横向きのみ検証しました。ここまで狭いと、ある程度吸い方が異なっても反応はしそうです。

     


    [検証4] 半個室トイレ想定

    ◆環境
    ・・車庫内中央の柱にコンパネを固定(サイズ(W)0.91m×(H)1.82m)
    →前以外に壁はない状態
    ・壁と対面した状態で喫煙
    ・壁と人の中間の、上部鉄骨に固定
    ・人からセンサーまでの距離1.5m
    種類 煙横向き 煙下向き 煙上向き
    電子タバコA(1) 20秒 30秒 未検証
    電子タバコB(1) 40秒 40秒 未検証
    Vape 40秒 20秒 未検証

    前に壁があるだけでも壁に当たった煙が上に行き、しっかり鳴動しています。

    大きい職場にあるような半個室トイレでも有効と言えるのではないでしょうか。

     

    現状の検証は以上となります。

     

    ◯まとめと結果

    ・狭い部屋、または前にすぐ壁があるような状態では早く反応することは多い

    ・広い部屋では吸い方や電子タバコの機種によっては反応しないことがある

    結論:個室または半個室の狭い部屋での使用がオススメ

     

     

    ちなみに電子たばこ試験終了後、換気をして自分では匂いが消えたと思っていても、他社員はまだ匂いを感じていたとのことだったので、トイレで隠れて電子タバコを吸っている方ももしかしたら同じ心理なのかもしれません。

     

    上記結果から気になる点や、導入を検討している方はぜひお問い合わせください!

     

     


    → RA02G:LoRa喫煙、電子タバコ、防犯アラームセンサー(DC電源)詳細はこちら

  • 斉藤牧場のゲートウェイを取り外しました

    2024年11月7日
    by ノルドマルク

     

    斉藤牧場は旭川にある民間牧場で、公共牧場と異なりこの辺りでは夏季放牧が最も長くおこなわれる牧場の一つです。こちらの牧場は1947年に開拓団員の一人が割り当てられた岩山を切り開いて作った牧場です。牛たちは大自然の中で生活し、アニマルウェルフェアの達成度が最も高い民間牧場のひとつです。北海道としては最も長い夏季放牧期間を経た牛たちも、首輪がはずされゲートウェイ撤収の時期がやってきました。

    晴れの天気予報にも関わらず、急に雪が降ってきました。

    山を登り降りしていた牛たちが全くいなくなり、雪が積もった草地は寂しいものです。

    かなり雪が積もりますが、骨組みだけは残しておいてもだいじょうぶです。また来季も元気に草を食む牛たちの姿を見るのが楽しみです。

     

  • 旭川市営牧場のゲートウェイ取り外し

    2024年10月23日
    by ノルドマルク

     

     

    こちら旭川市営牧場も秋が深まり、ご覧の通り牛たちは全くいません。夏季放牧期間が終了しすべての牛たちが農家に帰っていきました。

    公共牧場により冬の間もゲートウェイを取付けたままにしている牧場も多いですが、こちら旭川市営牧場では、すべての牛が退牧した後にゲートウェイとアンテナ、ソーラーパネルを取り外します。旭川市営牧場は江丹別地区にあり雪は旭川市内より多いですが、台座はそのままにしておいて翌年そのままゲートウェイを取付けています。取付け、取り外しに1時間もかからないような作業です。

    元気に草を食んでいた牛たちがこの広い草原にまったくいなくなると、少し寂しい気持ちになります。来年の入牧時期が待ち遠しくもあります。

     

     

    ★「うしみる」専用サイトはこちら
    https://www.ushimiru.com/

     

  • 斉藤牧場の秋

    2024年10月15日
    by ノルドマルク

    こちら旭川では秋も深まり、朝は5℃前後で暖房が恋しい季節がやってきました。

    旭川市内にある旭川市営牧場では今月上旬に退牧作業が完了し、牛たちは農家に帰っていきました。こちら斉藤牧場でも草地に枯葉が降り積もるようになりましたが、民間牧場である斉藤牧場では雪が降り積もる冬直前まで、牛たちは草を食み早朝と夕方に牛舎に戻るという生活を続けます。

     

    topic20241015-08

     

     

  • 退牧の時期がやってきました

    2024年9月30日
    by ノルドマルク

     

    5月下旬に入牧してきた牛たちですが、退牧の季節がやってきました。ここ旭川市北部にある牧場では、短い夏を広大な草地で過ごした牛たちが酪農家の元へ帰っていきます。5月下旬から10月上旬と4カ月間ちょっとの期間でしたが牛たちは一回り大きく、足腰も強くなったように見えます。

     

    弊社ではこちらの牧場で4カ月間、発情検知の実験をさせていただきました。この牛たちにしばらく会えないと思うと、少し寂しくもあります。

     

  • 「うしみる」専用サイトを開設しました

    2024年9月25日
    by ノルドマルク

     

    放牧牛

     

    こちら旭川市周辺は冷え込むようになり、朝は6℃程度で暖房も恋しい季節となってきました。公共牧場の一部ではすでに10月上旬ころには牛たちの退牧が始まります。弊社では今夏もひたすら牛の活動量変動検知、動態判別に時間を費やしてきましたが、徐々に海外からの引き合いが増えてまいりました。マレーシアのIT企業にはまとまった数の「うしみる首輪」を納品させていただきました。

    弊社ではこれまで「うしみる」製品について、LPWA製品全般を扱うトラッカーサイトにてご案内してまいりました。しかし海外のお客様からの引き合いも増えてきたため、このたび「うしみる専用サイト」を開設する運びとなりました。専用サイトでは、「うしみる」についての新機能開発状況、お客様事例などをこれから掲載していく所存です。「うしみる」により酪農家の日々のご負担が少しでも軽くなり、アニマルウェルフェア向上にいくばくかの貢献ができれば幸甚です。

     

    「うしみる」日本語サイト
    https://www.ushimiru.com/
     

    「うしみる」英語サイト
    https://www.ushimiru.com/english/
     

     

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