カテゴリー: LoRa製品

  • 退牧の季節がやってきました

     

    旭川の斉藤牧場にも退牧の時期がやってきました。牛たちは残った時間をかみしめるように牧野を走り抜けます。通常平地で飼われている牛ではとても出せないようなスピードで一目散に駆け出しています。

     

    Kerlinkゲートウェイ

     

    明日は雪予報でひと夏、牛たちを見守ってきたKerlinkゲートウェイも今日撤去します。

    台座

     

    台座だけになったゲートウェイ設置場所をじっと見ると、なぜか物悲しい気持ちになります。この夏、牛たちはこの広大な山にある牧野を駆け抜けよりたくましい体つきになりました。もう今から来年4月に再会できる日が、待ち遠しくて仕方ありません。

  • LoRaWAN×Beaver IoTで罠監視システムを試作してみました

    今回は、近々販売開始を予定しているMilesight製LoRaWANゲートウェイ「UG56」の動作検証の一環として、実際の利用シーンを想定し、箱罠の監視システムを試作しました。

    複数の罠をまとめて監視する構成を想定し、マグネット接点センサー、LoRaWANゲートウェイ、IoTプラットフォームを組み合わせています。

     

    図1: 畑に設置した罠監視センサー

     

     

    今回の構成


    今回使用した機器・ソフトウェアは以下のとおりです。

    • LoRaWANゲートウェイ:Milesight UG56
    • マグネット接点センサー:Milesight EM300-MCS
    • IoTプラットフォーム:Beaver IoT

    システム全体の構成は次のようになります。

     

    図2: 今回検証したLoRaWAN罠監視システムの構成

     

     

    EM300-MCSにはSIMカードを搭載せず、LoRaWANを利用してUG56へデータを送信します。UG56は、LAN、Wi-Fi、4Gをバックホールとして利用できます。そのため、有線LANを用意できる場所だけでなく、Wi-Fi環境や4G回線しか利用できない場所でも構成できます。

    4Gをバックホールとして利用する場合も、各罠にSIMを用意するのではなく、UG56側の通信回線に複数のセンサーを集約できます。複数の罠を同じエリア内で監視する場合に、LoRaWANの特徴を生かせる構成です。

     

    図3: 検証に使用したMilesight UG56

     

     

     

    EM300-MCSで罠の作動を検知


    罠の状態を検知するために、MilesightのEM300-MCSを使用しました。EM300-MCSはマグネット式の接点センサーで、本体とマグネットの距離によって状態を検知します。

    • センサーとマグネットが近い:Close
    • センサーとマグネットが離れる:Open

    今回は、センサー本体とマグネットを罠の作動部分に取り付けました。罠を仕掛けている状態ではセンサーとマグネットが近く、罠が作動するとマグネットがセンサーから離れるようにしています。

     

     

    図4: Milesight EM300-MCSとマグネット

     

     

    センサーのOpen / CloseをBeaver IoTで変換


    ここで、センサーが返す状態と、実際の罠の状態が一致しないという問題が生じます。

    EM300-MCSでは、マグネットが近いとClose、離れるとOpenになります。しかし今回の取り付け方法では、罠を仕掛けているときは入口が開いており、罠が作動すると入口が閉じます。つまり、罠の状態としては次のように読み替える必要があります。

     

    状態 EM300-MCS 実際の罠
    罠を仕掛けている  Close 入口:開
    罠が作動した  Open 入口:閉

     

    そこでBeaver IoTのWorkflowを利用し、取得したデータを罠の状態に合わせて変換します。この変換は、EM300-MCSがCloseの場合もOpenの場合も行い、Beaver IoT上ではセンサー固有のOpen / Closeではなく、実際の罠の状態として確認できるようにします。

     

    罠が閉じたらメールで通知


    今回は状態を表示するだけでなく、罠が作動した場合にメールを送信するWorkflowも作成しました。

    Workflowでは、EM300-MCSから取得した状態を判定し、罠の状態を保存します。

    • Closeの場合:「罠の入口:開」として保存
    • Openの場合:「罠の入口:閉」として保存

    メール通知は、マグネットがセンサーから離れてOpenになった場合、つまり罠の入口が閉じたと判断できる場合だけ実行します。状態の保存はClose / Openのどちらの場合も行うため、Beaver IoTの画面では常に現在の罠の状態を確認できます。また、Openになったときは画面を確認していなくても、罠が作動したことをメールで知ることができます。

     

     

    図5: Beaver IoTで作成したWorkflow

     

     

     

    Beaver IoTで状態を確認


    Beaver IoTのダッシュボードでは、罠の状態を確認できるようにしました。今回確認した主な情報は以下のとおりです。

    • 罠入口の開閉状態
    • 開閉履歴
    • EM300-MCSの電池残量
    • 温度
    • 湿度

     

    実際にマグネットを近づけたり離したりして動作確認を行い、センサーの状態に応じて罠の表示が切り替わることを確認しました。また、罠が閉じた状態では、設定したメール通知が実行されることも確認しました。

     

    図6: Beaver IoTのダッシュボード(罠の入口:閉)

     

     

    図7: Beaver IoTのダッシュボード(罠の入口:開)

     

     

     

    実際の箱罠に設置して確認


    最後に、EM300-MCSを実際の箱罠へ取り付けて動作確認を行いました。

    罠を仕掛けた状態では、次のようになります。

    • マグネット:接近
    • EM300-MCS:Close
    • Beaver IoT:罠の入口「開」

     

    図8: EM300-MCSを取り付けた箱罠(仕掛けた状態)

     

     

    そこから罠が作動した状態を再現してマグネットを離すと、次のようになることを確認できました。

    • マグネット:離れる
    • EM300-MCS:Open
    • Beaver IoT:罠の入口「閉」
    • メール通知:送信

     

    図9: 罠が作動した状態を再現した箱罠

     

    今回の検証では、EM300-MCSから送信されたデータが、LoRaWAN、UG56、Beaver IoTを経由してダッシュボード表示とメール通知につながる一連の動作を確認できました。

     

    罠監視システムの比較と選び方


    今回試作したLoRaWAN構成が、すべての場合で適しているわけではありません。

    弊社では、箱罠やくくり罠の作動を遠隔通知する「WANAセンサー4G」も取り扱っています。WANAセンサー4Gは、罠に取り付けたマグネットが外れることで罠の作動を検知し、4G回線を利用して離れた場所へ通知できる製品です。罠を1台から少数設置する場合は、ゲートウェイなどの追加機器を必要とせず、センサー単体で通信できるため、シンプルに導入できます。

    一方、同じ地域に複数の罠を設置する場合には、各罠にLoRaWANセンサーを設置し、ゲートウェイへ通信を集約する構成が選択肢になります。

     

    比較のポイント WANAセンサー4G LoRaWAN構成
    推奨される設置台数  1台~少数 多数
    構成・機材関係  機器構成がシンプル LoRaWANゲートウェイが必要
    通信回線  罠ごとに4G回線が必要 ゲートウェイへ通信を集約可能
    センサー側のSIM  罠ごとに4G回線が必要 EM300-MCS側には不要
    インターネット接続  センサーの4G通信 ゲートウェイの対応方式による
    状態の表示・通知  罠の作動時に通知(状態表示なし) Beaver IoTで状態表示、Workflowで通知

     

    上表の推奨設置台数は、通信回線を集約できるかどうかを基準にした目安です。実際には、現場の通信環境や状態の一元管理が必要かどうかによって、適した構成は異なります。

    インターネット接続方法は、採用するLoRaWANゲートウェイの仕様によって異なります。LAN / Wi-Fi / 4Gのどの方式に対応しているかを確認したうえで、設置場所の通信環境に合うゲートウェイを選定する必要があります。今回の検証では、LAN / Wi-Fi / 4Gに対応するUG56を使用しました。

    重要なのは、どちらか一方ですべてを置き換えることではなく、設置台数や通信環境に応じて適した方式を選択することです。

    WANAセンサー4Gは罠の作動を通知する専用製品のため、罠の発動と通知の関係が一致しています。一方、EM300-MCSは罠専用の製品ではないため、センサーのOpen / Closeと罠の状態はそのままでは一致しません。Beaver IoTスタートパックとWorkflowを組み合わせることで、罠の状態に合わせた表示と、罠が作動したときの通知を実現できます。

    なお、LoRaWAN構成は採用するゲートウェイ、Beaver IoT、設置環境などを含めて検討する必要があります。設置台数や現場の通信環境によって適した構成は異なるため、「必ずコストを削減できる」というものではありません。

     

    Beaver IoTスタートパックとの組み合わせ


    今回使用したBeaver IoTは、弊社で「Beaver IoTスタートパック」として提供しています。

    Beaver IoTでは、センサーから受信したデータを表示するだけでなく、Workflowを利用して用途に合わせた処理を追加できます。今回の罠監視では、次の処理をWorkflowで実装しました。

    • センサー値の意味を実際の罠の状態に合わせて変換
    • 罠の状態をダッシュボードへ表示
    • 開閉履歴を確認
    • 罠が作動した場合のみメール通知

     

    同じセンサーであっても、取得したデータをどのように利用するかは用途によって異なります。Beaver IoTを組み合わせることで、センサーの値を現場の業務に合わせた情報へ変換し、表示や通知まで含めたIoTシステムを構築できます。

     

    今後について


    今回はUG56の検証の一環として、箱罠の監視を題材に、LoRaWAN通信、Beaver IoTによる可視化、Workflowによる状態判定とメール通知まで確認しました。

    実運用を想定する場合には、次のような項目について、さらに確認していく必要があります。

    • 実際の山林や農地でのLoRaWAN通信距離
    • 地形や樹木による電波への影響
    • 複数台のEM300-MCSを設置した場合の通信
    • センサーの固定方法
    • 長期間屋外に設置した場合の耐久性
    • 電池寿命
    • 多数の罠を管理するためのダッシュボード構成

    今回の検証では、罠を1台ずつ4G回線へ接続する方法とは別に、LoRaWANを利用して複数の罠をまとめて監視する構成が実現できることを確認できました。今後も実際の利用環境を想定した検証を進めていきます。

     

     

    今回使用した製品・取り扱い製品


    ・Milesight EM300-MCS

    LoRaWAN対応のマグネット接点センサーです。今回、罠の作動検知に使用しました。

    Milesight EM300-MCS 製品ページ

     

    ・Milesight UG56

    LoRaWANセンサーからの通信を受信するゲートウェイです。LAN、Wi-Fi、4Gをバックホールとして利用できるため、設置環境に合わせたインターネット接続方法を選択できます。

    ・Beaver IoTスタートパック

    センサーデータの収集、ダッシュボードによる可視化、Workflowによるデータ処理などを行うIoT環境です。

    Beaver IoTスタートパック 製品ページ

     

    ・WANAセンサー4G

    罠の作動を単独で遠隔通知したい場合に利用できる4G対応の罠センサーです。

    WANAセンサー4G 製品ページ

     

     

     

    ご相談ください


    罠監視をはじめ、複数のセンサーをまとめて管理したい場合や、取得したデータを条件に応じて通知・処理したい場合は、お気軽にご相談ください。

  • 危機管理産業展2026に出展しました

    国内で開催される最新の危機管理トレードショーである危機管理産業展に出展しました。

    https://www.kikikanri.biz/

    弊社では「熊だけカメラ」とボディカメラを中心に出展しました。

     

    危機管理産業展

     

    「熊だけカメラ」は文字通り、熊だけを撮影して通知するカメラです。「AIで動物を判別するカメラ」はよく見かけます。研究目的では大変有効ですが、結局はクラウドに撮影画像を全部送信します。あらゆる動物、熱を帯びて反応した草木などの画像もすべてクラウドに送信し、そこで判別を行います。弊社の「熊だけカメラ」はトレイルカメラ側で熊だけを判別し、通知を行います。しかもEdge AI端末が別になっているのではなく、カメラと一体型です。あらゆる撮影写真が通知されるわずらわしさから解放される、熊対策専用のカメラです。

    ボディカメラも展示しました。ログ式通信式などの違いは弊社サイトをご覧ください。

    https://www.gishop.jp/html/page102.html

     

     

    会場全体

    展示会場では用途に応じてきめ細やかにさまざまな製品、サービスが展示されていました。

     

     

    会場写真

    大型車両なども搬入、展示されています

     

    会場の写真

    移動可能なトイレはさまざまなタイプが展示されていました

     

    会場写真

    熊対策、カスハラ対策製品ブースも盛況です

     

    会場写真

    電源設備を展示している会社も多数

     

    会場写真

    防災保護衣服を展示しているブースも大変多かったです

     

     

    危機管理産業展

     

     

    同時開催でテロ対策の展示会も開催されました。事前入場審査と厳重な手荷物検査を受けなければ入場できません。

  • 危機管理産業展2026に出展します!

    9月30日(水)から10月2日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2026」に出展します!

     

    弊社ブースでは、ボディカメラや自動撮影カメラ、電子タバコ検知システム、センサーデータを表示するIoTプラットフォーム「BeaverIoT」などを展示します。

    危機管理産業展2026

     

    今回展示する主な製品はこちらです。

    ・ボディカメラ(本体録画型・クラウド連携型)

    ・自動撮影カメラ

    ・電子タバコ検知システム

    ・BeaverIoT(センサーデータ表示ダッシュボード)

     

    実際の製品や画面を見ながら、使用方法やシステム構成などをご紹介いたします。

    「こんな場所を遠隔監視したい」「センサーのデータを見える化したい」など、IoTを使って解決したいお悩みがございましたら、ぜひお気軽にブーススタッフへお声がけください!

     

    〖開催概要〗

    開催日:2026年9月30日(水)~10月2日(金)

    開催時間:10:00~17:00

    会場:東京ビッグサイト 南展示棟

    弊社小間番号:4U-13

    弊社出展者ページ:

    https://exhibitor.tenjikai-uketsuke.com/kikikanri2026/exhibitors/h1109265/

     

    なお、現在台風26号も日本の南を進んでいます。

    ご来場予定の方は最新の天気予報や交通情報をご確認のうえ、どうぞお気をつけてお越しください。

     

    皆様のご来場をお待ちしております!

     

  • 阿蘇地域牧野組合情報交換会に参加してきました

      

     

    こんにちは。

    今回は熊本県阿蘇地域における牧野組合の情報交換会に参加してきました。

    計2か所の会場で2日に渡って行われた多くの人が集まる機会です。

    以前より阿蘇地域でのスマート農業実証プロジェクトの一つに「うしみる」を利用いただいていたのですが、まだ利用していただいたことのない牧野組合様も参加されるとのことで改めて「うしみる」がどのような製品であるかを紹介してきました。

    https://www.naro.go.jp/smart-nogyo/r2/results/chikusan/155363.html

     

    阿蘇地域振興局を筆頭に研究機関や保健衛生所の担当者など放牧に携わる様々な専門家に並んで「うしみる」の紹介をするのはなかなかに慣れません。専門家の方々が草地を作る上での注意点やその方法、牧草品種の開発やRTUを使用した草地更新の自動化技術、防疫対策を実施した成果についてなど興味深いお話が続きます。

    普段からお世話になっている北海道の酪農牧場とはまた違った視点が見えてきて阿蘇をはじめとした肉牛の地域はいつも新鮮な気持ちで訪れることができます。

     

    今回の「うしみる」紹介では以前からいくつかの牧野組合でも利用された実績があったので、過去にあった事例やその時にいただいた声、実際に設置しようと思ったときの注意点についてフォーカスして紹介しました。

     

    例えば

    ・霧が発生して牛を見つけられなくなってしまった。

    ・脱走があるとアラートが来て早い段階で気がつける。最初の対応が早くなる。

    ・牛を集めて餌やりを行うよりも、牛が集まっているタイミングで餌やりに行けるので無駄がない。

    ・事故があったときでも位置情報から探しに行けるので保険の有無が変わってくる。

     

    ……などといった事例です。

     

    じゃあ一度使ってみようか、と思ったときにはどうすればいいのだろう? と迷ってしまうことがあると思います。

    特に皆さんが気にされるのは「ちゃんと電波は届くのだろうか?」という点です。ご相談いただく時、我々もよく迷っています。

    そんな時役に立つのがGoogle Earthです。Google Earthでは大まかではありますが標高や起伏といった地形情報も確認できますので、放牧地がどんな地形なのか、どこにゲートウェイ(受信機)を設置すれば良好な通信環境が構築できるかのアタリをつけることができます。

    ……といったことを、具体例を交えながらお話しさせていただきました。

     

    この記事を読んでいただいているみなさまの中に、使ってみたいけどどうすればいいのかわからないという方がおられましたら以下の3点を私たちに教えてください。

    • 取り付けたい頭数
    • 使いたい期間
    • 牧場の場所

     

    より多くの牧場で使ってもらうため、うしみる首輪1号(位置情報のみ)のレンタルの価格をお値下げできるよう2026年度の放牧シーズン開始に向けて我々も準備を進めています。

    以前相談したんだけれど予算が……という方でもぜひ改めてご相談ください。

     

  • 阿蘇に出張しました

     

    阿蘇に出張しました_画像1

    阿蘇地区の「うしみる」を着用した放牧牛

     

    師走になり慌ただしい時期となりましたが、「うしみる」をご利用いただいている農家様を訪問させていただきました。弊社のある北海道上川地区では降り続ける雪がちょうど根雪(来春までとけない)になるタイミングです。九州はずいぶん暖かいのではと想像していましたが、阿蘇は北海道旭川市などとあまり変わらず、早朝は-6℃程度まで気温が下がります。少し寒いですがこちら阿蘇では黒毛や赤毛の牛たちがストレスのない環境で牧草を食んでいます。

     

    阿蘇地区に設置したゲートウェイ

     

    放牧地は広大ですが段差や谷もあり、ゲートウェイは平坦な北海道の公共牧場と異なり、より高密度で設置する必要があるように思います。LoRa信号調査を綿密に行い、より効率的なゲートウェイ設置を行うことが重要です。LoRa方式では、お客様がご自分の牧場に最適な通信環境を構築することが可能です。

     

    阿蘇から熊本まで、観光列車「かわせみやませみ」に乗車

    阿蘇から熊本まで、観光列車「かわせみやませみ」に乗車

     

    今回「うしみる」をご利用いただいている酪農家様に「使用感」などをおききしてきました。近日中に 「うしみる」サイト へ掲載する予定です。

     

  • 斉藤牧場のゲートウェイ取り外し

     

    旭川市営牧場に続き、斉藤牧場も退牧の時期がやってきました。

    これからの降雪に備えてゲートウェイの取り外しを行います。

     

     

    この日の気温は最高6℃程度で、作業着1枚ではさすがに寒く感じました。

    ただ、去年の撤去日は11月で雪も降っていたことを考えるとまだ耐えられます。

     

     

    ゲートウェイやソーラパネル、バッテリー等は回収しますが組んだ土台はこのままにします。

     

    積雪で多少の歪みが出ることはありますがゲートウェイ設置に影響は無く、また来季にそのまま使用することが出来ます。

     

  • 旭川市営牧場も退牧の時期がやってきました

     

    こちら旭川はここ2,3日急に冷え込み、今日の最高気温は6℃でした。旭川市営牧場の牛たちも農家さんのもと帰っていき、広い牧野に牛の姿はもう見当たりません。

    放牧牛の看視に重要な役割を果たしてきたLoRaゲートウェイも降雪に備えて取り外します。

     

    こちらでは1m以上の積雪がありますが、骨組みは来年のために残しておきます。また来年、元気な牛たちがこちらに戻ってくるのを楽しみにゲートウェイ回収作業をおこないました。

     

  • 北海道公共牧場会夏季研修会に参加しました

    現地実習で旭川市営牧場に設置してある弊社の「うしみる」用ゲートウェイ

    (現地実習で旭川市営牧場に設置してある弊社の「うしみる」用ゲートウェイ)

     

    8月22日と23日と旭川で開催された「北海道公共牧場会夏季研修会」で発表してきました。

    初日は座学で「ヒグマによる家畜被害」や「野生動物対策の電気柵」などについて研修を受けました。北海道におけるヒグマ被害は毎年増加し、生息数は1990年の推定値が5,200頭(中央値)で2020年は11,700頭と倍増しているそうです。今年は特にヒグマの目撃報告が多く、私も2週間ほど前に釣りに行ったときに国道で体長1.8mくらいの熊を見かけました。私の車を見た瞬間に猛ダッシュで横の草藪ににげて行きました。私が釣りに出かける渓流で見かけるような熊は、牛、ひとをみかけると逃げていくような熊が多いです。怖いのは人との距離が近いところに生息している熊だと思います。また食料不足で鹿を捕食するような熊も恐ろしいと言えます。

    2日目は旭川市営牧場で、弊社の「うしみる」についての実習がありました。パドックで首輪を装着した牛を見学し、ゲートウェイからの通信距離や高活動量検知についてさまざまな質問を承りました。(→ 旭川市営牧場へのインタビューはこちら)

     

     

    当日は電気柵の説明や、6月くらいから悩まされることが多いアブ捕獲システムについても説明が行われました。

  • 鳥取県の牧場にゲートウェイを設置しました

     

    放牧牛

    今年の北海道は経験したことのない猛暑ですが、こちら鳥取の夏は北海道とは比較にならないほどの暑さでした。太陽の光がまぶしく、湿度も低いですが焼けつくような暑さです。
    そんな中、鳥取県大山近くの牧場にゲートウェイを設置し信号調査を行ってきました。北海道では公共牧場への納品が多く、比較的平坦な地形の牧野で数百~2千頭の乳牛が飼育されているケースが多いです。弊社は鳥取、島根にもお客様が多いですが、こちらでは数十頭の肉牛が、起伏の激しい山地で飼育されていることが多く、ゲートウェイを最適な場所に設置し信号調査を行うことが大変重要です。

     

    ゲートウェイ設置

    ゲートウェイを山地でも小高い場所に設置しました。

    背後の立木をはさんで牛群はA群、B群に分けられています。A群の放牧牛を監視するのは容易ですが、立木背後のB群監視は非常に難しいと感じました。B軍のエリアは立木をはさんで、下り傾斜となっています。牧野の立木から離れた、放牧牛が集まる木の下では通信できることを確認しました。問題は立木裏の低い場所にある水飲み場です。こちらでは過去に近くで牛が脚を取られうごけなくなっていたことがあるそうです。

     

    水飲み場

    立木裏のがけを降り、水飲み場に到着しました。今年は渇水で雨が待ち遠しい状態です。

     

    通常信号調査を行う場合「うしみる首輪」で通信を試みるわけではありません。20分ごとの送信間隔ですので、信号調査を効率的におこなうことができません。LT-501Hという小型端末  を携帯し、効率的に信号調査を行います。

    「通信は非常にむずかしいのでは」との懸念がありましたが、牧野の面積が小さいため無事に通信を確認しました。

    牛

    信号調査は無事に終了し、来週には30頭あまりの肉牛に首輪がとりつけられます。

  • 関東の牧場でうしみるの設置を行いました

     

    お問い合わせをいただき、うしみる(ゲートウェイ)設置のため関東の牧場を訪問してきました。

    元台風2号の影響もあってか、牧場内は半袖では若干肌寒いくらいの気温になっていました。

     

    牧野全体は広い&起伏が多く、今回は検証目的で少頭数の利用ということもあり1区画を対象としてゲートウェイ1台の設置を行います。

    (起伏が激しいと丘がLoRa通信の遮蔽物となってしまいます)

    関東の牧場でうしみるの設置を行いました

    設置箇所には単管パイプを埋め込み、そこにやぐらを組んでゲートウェイ、バッテリー、ソーラーパネルを配置します。

    放牧地内の設置となりますが、今のところこのやぐらが牛に壊されたことはありません。

    他牧場の話によると、最初はやぐらに興味を示して近寄って来るものの、そのうち特に気にすることも無くなるようです。

    ゲートウェイ設置

    ↑設置後

    ゲートウェイ設置後はLT-501H対象範囲の通信確認を行います。

     

    LT-501H

    LT-501H製品ページ

    この端末はデータの送信間隔を最小10秒に設定出来るため、歩きながら繋がりやすい、繋がりにくい箇所を特定することが出来ます。

    今回対象とした牧場の一部区域内ではおおよそ全ての箇所で通信を確認することが出来ました。

     

    現在うしみる首輪1号はキャンペーンを行っており、通常よりも安価にレンタルすることが出来ますので、お見積りのご相談や不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください!

  • 十勝地区の牧場でも入牧が完了したようです

     

    牧場

     

    さわやかな春風が吹くヌプカの里ふもとの牧場にも、夏季放牧の時期がやってきました。士幌町の新田牧場様では弊社の「うしみる首輪」をご利用いただき5年目となります。LoRa方式ゲートウェイ3台を高所に設置しているため、広大な牧野にいる500頭以上の牛ともうまく通信を確保できています。本年から「うしみる首輪2号」をご導入いただき、高活動検知の実験にもご協力いただいております。

     

    牧場

     

    こちらの牧場では濃い霧で、目標の牛を捕獲に困難が伴うことがおおかったとのことです。まず朝一番で事務所のPCで目標牛(発情牛)の位置をおおよそ確認してから、牧野に向かうのが日課とのことでした。

  • 旭川市営牧場でも入牧の準備をしています

     

     

     

    旭川市営牧場でもゲートウェイの設置を行いました。

    現地の事務所や牧場内には桜が咲いているものの、向かう道中の道路脇にはまだ雪が残っています。

     

    ゲートウェイの設置作業は足元の有刺鉄線に注意しながら行い、パイプの台座は冬季間そのままにしていましたが、特に大きく破損すること無く引き続き使用しています。

     

    昨年に引き続きこちらの牧場では高活動量検知システムの検証にご協力いただいており、今年は40頭程度の入牧になります。

    去年より少なくはなりますが、元気に牧野を歩く牛たちの姿を見るのが楽しみです。

     

  • 夏季放牧の準備をしています

     

    今年になってから降雪が少なかった旭川周辺には、早めの春がやってきました。牧場は夏季放牧を1週間ほど前倒しするところもあり、こちら 斉藤牧場 も早めのゲートウェイ設置となりました。こちらは小高い山にある牧場ですが、冬の間パイプを利用した台座はそのままにしております。雪がソーラーパネルを設置する上部くらいまでの深さとなりますが、たいした錆もなく引き続き台座を利用します。

     

    パイプ打ち込みなど台座組の作業が無いので、ゲートウェイ組上げは2人で30分強で終了します。こちらでは4月末から10月末までの6カ月間の夏季放牧となります。あと1週間で、草を食み高低差のある草地を元気に歩き回る牛たちの姿を確認できるはずです。

     

     

  • 今年は春が早そうです

    生まれてこの方、こんなに暖かい1月を経験したことがありません。雪もこれだけ少ないのは記憶がありません。積もっている雪も湿度が高く、まるで関東近辺でたまにふる雪のようです。地球温暖化が着々と進み、今の子供たちが大きくなるころには旭川近辺のスキー場の営業期間は、はるかに少ないものとなっているでしょう。秋にサケの遡上などの光景も全く見られなくなってしまうかもしれません。現に10年前くらいまでは知床のウトロ漁港なんかを真っ黒にうめていたカラフトマスは、すっかり姿を消してしまいました。道外から旅行に来られる方も、フグは今や北海道が日本一の漁獲高を誇ることをご存じないようで、旅館などで夕食時にでるとがっかりされることもあるそうです。

     

    ushimiru_rental_2025cp

    この暖かさだと、農家様から公共牧場への入牧時期も早まるかもしれません。弊社では本年度より「うしみる首輪1号」を1頭あたり2,200円/月(税込み)でお貸出しすることになりました。

    10 頭からご利用可能で、本価格には以下が含まれます。

    ・「うしみる首輪1号」 頭数分(10頭~)

    ・LoRaゲートウェイ 1台

    ・ゲートウェイからのLTE通信費

    ・「うしみるアプリ」利用料

    *本レンタルは日本国内のみ対応

     

    また今年は「うしみる首輪」ご注文が多く、100台を超えるご注文の場合夏季放牧に間に合うかどうか微妙な状況です。ご購入検討のお客様は早めにご連絡お願いいたします!

  • 斉藤牧場のゲートウェイを取り外しました

     

    斉藤牧場は旭川にある民間牧場で、公共牧場と異なりこの辺りでは夏季放牧が最も長くおこなわれる牧場の一つです。こちらの牧場は1947年に開拓団員の一人が割り当てられた岩山を切り開いて作った牧場です。牛たちは大自然の中で生活し、アニマルウェルフェアの達成度が最も高い民間牧場のひとつです。北海道としては最も長い夏季放牧期間を経た牛たちも、首輪がはずされゲートウェイ撤収の時期がやってきました。

    晴れの天気予報にも関わらず、急に雪が降ってきました。

    山を登り降りしていた牛たちが全くいなくなり、雪が積もった草地は寂しいものです。

    かなり雪が積もりますが、骨組みだけは残しておいてもだいじょうぶです。また来季も元気に草を食む牛たちの姿を見るのが楽しみです。

     

  • 旭川市営牧場のゲートウェイ取り外し

     

     

    こちら旭川市営牧場も秋が深まり、ご覧の通り牛たちは全くいません。夏季放牧期間が終了しすべての牛たちが農家に帰っていきました。

    公共牧場により冬の間もゲートウェイを取付けたままにしている牧場も多いですが、こちら旭川市営牧場では、すべての牛が退牧した後にゲートウェイとアンテナ、ソーラーパネルを取り外します。旭川市営牧場は江丹別地区にあり雪は旭川市内より多いですが、台座はそのままにしておいて翌年そのままゲートウェイを取付けています。取付け、取り外しに1時間もかからないような作業です。

    元気に草を食んでいた牛たちがこの広い草原にまったくいなくなると、少し寂しい気持ちになります。来年の入牧時期が待ち遠しくもあります。

     

     

    ★「うしみる」専用サイトはこちら
    https://www.ushimiru.com/

     

  • 退牧の時期がやってきました

     

    5月下旬に入牧してきた牛たちですが、退牧の季節がやってきました。ここ旭川市北部にある牧場では、短い夏を広大な草地で過ごした牛たちが酪農家の元へ帰っていきます。5月下旬から10月上旬と4カ月間ちょっとの期間でしたが牛たちは一回り大きく、足腰も強くなったように見えます。

     

    弊社ではこちらの牧場で4カ月間、発情検知の実験をさせていただきました。この牛たちにしばらく会えないと思うと、少し寂しくもあります。

     

  • 「うしみる」専用サイトを開設しました

     

    放牧牛

     

    こちら旭川市周辺は冷え込むようになり、朝は6℃程度で暖房も恋しい季節となってきました。公共牧場の一部ではすでに10月上旬ころには牛たちの退牧が始まります。弊社では今夏もひたすら牛の活動量変動検知、動態判別に時間を費やしてきましたが、徐々に海外からの引き合いが増えてまいりました。マレーシアのIT企業にはまとまった数の「うしみる首輪」を納品させていただきました。

    弊社ではこれまで「うしみる」製品について、LPWA製品全般を扱うトラッカーサイトにてご案内してまいりました。しかし海外のお客様からの引き合いも増えてきたため、このたび「うしみる専用サイト」を開設する運びとなりました。専用サイトでは、「うしみる」についての新機能開発状況、お客様事例などをこれから掲載していく所存です。「うしみる」により酪農家の日々のご負担が少しでも軽くなり、アニマルウェルフェア向上にいくばくかの貢献ができれば幸甚です。

     

    「うしみる」日本語サイト
    https://www.ushimiru.com/
     

    「うしみる」英語サイト
    https://www.ushimiru.com/english/
     

     

  • ネプコンを見学してきました

     

    幕張メッセで開催された、ネプコン・ジャパンを見学してきました。本展示会は製造装置や材料、電子機器の展示会で、弊社と取引きのあるお客様が関連製品を展示されているため訪問しました。

    今回訪問したのは発電技術を展示されている東海理化様です。

     

    今回は弊社の放牧監視システム「うしみる」で使用されている「うしみる首輪」でのナノチューブ発電技術の利用です。放牧牛監視で最大のハードルは「電池のもち」です。データ送信間隔にもよりますが最低でも6カ月はデータ送信し続けなければなりません(現在の「うしみる首輪2号」では5年間利用可)。現場での実証実験が必要ですが、この技術が利用可能になれば、今まで最も難しい課題のひとつであった、希少野生動物の追跡などにも利用できると思います。

     

     

    さまざまな展示会でお見かけするソラコム様もSoracom Airの顧客利用例など展示されていました。

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