2021年09月07日
by RAMBO
Wanesy Wave には、Wi-Fi の数をカウントする機能があります。
実際にどのようなデータを取得することができるのか説明していきます。
次のような構成を組みました。
LoRaWANゲートウェイは Kerlink Wirenet iStation (以降iStation)、ネットワークサーバーは Kerlink WANESY MANAGEMENT CENTER (以降WMC) を使っています。
Wanesy Wave と iStation は弊社内に設置、WMC はクラウド上のサービスです。
AWS には、WMC と連携し、データを保管できる API を作成しました。
さらに、Metabaseを使ってデータの可視化をしています。
Wanesy Wave からのデータ
ネットワークサーバー(WMC)から送信されるJSON内にある、payload に値が格納されています。
payloadを変換することで、
- 送信間隔
- Wi-Fi カウント数
- RSSI値別カウント数(下記表の範囲別)
- 前回から新しく取得したMACアドレス数
- 前回から取得できなくなったMACアドレス数
を得られます。
payload は次のようになっています(WMCからBase 64で送信)。
KwEAABEAAAAAAAAAAAAAAAIABgAGAAAAAgABAAwADgA=
Base 64 デコードし、HEX値に変換します。
2B0100001100000000000000000000000200060006000000020001000C000E00
定められた文字数ごとに区切り、値を得ます。
時系列のデータとしてデータベースへ保管していきます。
データ可視化
データベースに保管されたデータから、Metabase で可視化したものが次の図です。
RSSI 範囲ごとに積み上げたグラフになっています。
このように、RSSI 範囲ごとに現在の Wi-Fi 数を得られるので、特定のエリア内に何人の人がいるのかという用途に使えるのではないでしょうか。