2月末に鎖骨をスノーボードで骨折しました。昨年はスキー(コブ)であばら三本骨折しましたが、スキーやスノーボードは他のスポーツもそうかもしれませんが、上達すればするほど怪我をしやすいスポーツです(もちろん安全第一で滑れば怪我リスクは低いです)。スキーで「コブの練習は春コブがよい」と聞いており、毎年春スキーはコブの練習ときめていました。しかしかなりのスピードで、できるだけ直線的に滑りたいと練習していた時に、何とトップが柔らかいコブに突き刺さりました。転倒時にポール(ストック)の持ち手にアバラがあたりました。そのまま仕事で台湾に出張し、帰っても痛みがあるため病院に行き骨折が判明しました。その時は保存治療で治りました。
今年もやはり春に事故は発生しました。スノーボードで時速60㎞くらいのスピードでジャンプ台に入った時に、飛び出すところが春で柔らかい雪がもりあがっており、引っ掛かかって「逆エッジ」となり肩から転倒しました。「逆エッジ」と聞くと初心者特有の現象のように思えますが、実はハーフパイプやトリックをやっている人でもこれで大きな事故につながることがあります。転倒した瞬間すぐに「ただ事ではない」と感じました。なぜなら右肩を見ると。5㎝くらいテント状に肩が盛り上がっていたからです(それでも自宅に自分で運転して帰り、家内に驚かれました。土曜日でしたがこのような事故の場合救急車を呼ぶべきでした!)。
![]()
骨折後のCTですが見事に骨が折れ、分離しています。鎖骨骨折は真ん中で折れるほど保存療法で治療しやすいそうです。私の場合は鎖骨遠位骨折という肩側の骨折で、しかも骨が分離していたため、プレーン(平らな)プレートではなくフックプレートというものを挿入しました。プレーンプレートの場合は1年後抜釘(除去)が一般的で、中には抜かない人もいるそうです。ところがフックプレートはそうは行きません。長くとどめておくほど骨との干渉が発生し、プレートを長く留め置くことができません。ただ癒合(骨のくっつき具合)との関係もあるため医師が概ね3-6カ月の間に抜釘時期を決めるのが一般的なようです。
![]()
ということで、3/3に手術を行い私の肩にもフックプレートが装着されました。全身麻酔(呼気麻酔)も初めてで、24時間まるきり何か食べる気持ちになりませんでした。腕、肩も痛いのでその後、3晩は眠れませんでした。アバラの骨折などとは比較になりません。手術直後家内に電話が医者からかかってきて、「手術はひどく痛いので予定した日に退院できない人がいます」という連絡がありました。予定通りに退院はしましたが3週間ほど痛くてよく眠れず、血圧も上昇しました。4カ月たち抜釘手術日まで、「動かすと痛い」という違和感は変わりませんでした。
![]()
7/8の抜釘手術日を迎えました。「静脈麻酔の方が吐き気は少ない」と聞き、静脈麻酔を選択しました(手術の内容によるので医師にご相談を!)。手術時間は骨結合より大幅に短いので、ダメージは前ほど大きくないと聞いていました。2時間ほどで病室にもどると麻酔が聞いているのか痛みはありません。吐き気もしません。骨結合手術決定よりずっとAIに相談して伴走してもらいました。これから先どのようなことを行い、どのように行動すればよいのか」細かに教えてもらい、不安解消に大きくやくだちました(同様の手術の場合は医師への相談を忘れずに!)。今回吐き気と痛みについて心配していましたが、どちらも全く起きませんでした。AIのアドバイスに基づき、麻酔のやり方などお願いしたのが良かったかと個人的には思います。
取り出されたフックプレートは思ったよりはるかに大きいものでした。スクリューも特殊ネジになっています。はずれずに骨を今日まで支えてくれたプレート、スクリューをじっと見ると考え深いものがあります。骨干渉で苦しんだプレートではありましたが「4カ月間一緒に戦ってくれたてくれた戦友」のように見えました。痛みと違和感ですが、魔法ではないかと思うくらい、抜釘直後から肩の違和感が劇的になくなりました。