小型LoRaWANゲートウェイ「UG56」を可搬式にしてみました

記事を書いた人:TK

2026/10/27に取扱い開始したLoRaWANゲートウェイ「UG56」は電源供給や通信方式に複数の選択肢があります。

 

電源:PoE給電 / DC5V2A(USB-TypeC)

通信:Etharnet / Wi-Fi / LTE

 

以前から簡単に持ち運びできるLoRaWANゲートウェイを用意できないかというご要望や、社内でもデモ用途に持ち運びできたら便利なのに、という考えがありました。

新発売のUG56ならモバイルバッテリーでの動作とSIMカードをさしてLTE回線での通信ならこれが実現できるのではないかと思い、実際に試してみます。

 

というわけでまずは標準サイズのSIMカードをさして通信確認。これは問題ありません。

続いてリチウムイオンのモバイルバッテリーでの動作を試します。

 

小型LoRaWANゲートウェイ「UG56」

 

チェッカーを間に挟んで消費電力を確認しつつしばらく動かしてみます。

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およそ5V0.2~0.3Aで推移しています。

このまましばらく様子を見ます。

2時間05分経過            2.73Wh

3時間40分経過            4.82Wh

6時間20分経過            8.36Wh

平均消費電力は約1.32Wh程度のようです。今回使用したモバイルバッテリーでは問題ありませんでしたが、低電力すぎるため機種によっては自動で給電を止めてしまうものもあるかもしれません。

 

平均消費電力から稼働時間を計算してみます。

公称容量 予想稼働時間
 5,000mAh  約10時間30分
 10,000mAh  約21時間
 20,000mAh  約42時間

 

5,000mAhのモバイルバッテリーなら半日程度、10,000mAhなら1日程度、20,000mAhなら2日足らず稼働させることができそうです。

一時的な試用や、移動式のゲートウェイとして使用するには十分かと思います。

実際にここで使用した10000mAhのモバイルバッテリーでは20時間30分稼働したことを確認できました。

 

それでは早速、UG56とモバイルバッテリーをプラスチックケースに納めて持ち運びできるようにしてみましょう。

 

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できました。

 

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付属のアンテナ基部にはマグネットが入っているのでケース内側にもマグネットを仕込むことで簡易的にアンテナを安定させます。

 

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ではこれを外に持ち出してみます。

使用するエンドデバイスはLW-360HR、データ送信間隔を5分にして装着者2名で作業を行います。

UG56は車に積んだままの状態です。

トラッカーアプリezFinder BUSINESSで位置情報を確認しましょう。

https://www.trackers.jp/products_ezf.html

 

その結果がこちらです。

 

ezFinder BUSINESSでの位置情報

ezFinder BUSINESSで位置情報

 

ゲートウェイを車内に積みっぱなしにしていたこともあり、車を離れて山で手分けして作業している間はデータが途切れがちになっていますが、移動中は問題なくLW-360HRの通信を受けてezFinder BUSINESSへ転送できていることがわかりました。

 

LTE圏内であれば人の手で容易に持ち運べるLoRaWANゲートウェイとして使用することは十分に可能です。

車両に搭載して仮設の移動基地局とする運用もできます。

これがあればどんなことができるでしょうか?

・ゲートウェイ設置候補地の絞り込み

・一時的に既存のLoRaWANエリア外で作業する必要があるとき

・作業エリアが毎日変わる現場でも適宜LoRaWANネットワークを用意できる

・通信をロストしたGPSトラッカーの捜索(うしみるで脱走牛を捜索する際)

 

などなど、一部列挙してみましたが他にもいろいろな用途があるのではないでしょうか。

LoRaWANを使ってみたかったがゲートウェイを設置する場所がない、と導入を見送っていた方にもきっと刺さると思います。

この機会にぜひご検討ください!

 

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