• 小型LoRaWANゲートウェイ「UG56」を可搬式にしてみました

    2026/10/27に取扱い開始したLoRaWANゲートウェイ「UG56」は電源供給や通信方式に複数の選択肢があります。

     

    電源:PoE給電 / DC5V2A(USB-TypeC)

    通信:Etharnet / Wi-Fi / LTE

     

    以前から簡単に持ち運びできるLoRaWANゲートウェイを用意できないかというご要望や、社内でもデモ用途に持ち運びできたら便利なのに、という考えがありました。

    新発売のUG56ならモバイルバッテリーでの動作とSIMカードをさしてLTE回線での通信ならこれが実現できるのではないかと思い、実際に試してみます。

     

    というわけでまずは標準サイズのSIMカードをさして通信確認。これは問題ありません。

    続いてリチウムイオンのモバイルバッテリーでの動作を試します。

     

    小型LoRaWANゲートウェイ「UG56」

     

    チェッカーを間に挟んで消費電力を確認しつつしばらく動かしてみます。

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    およそ5V0.2~0.3Aで推移しています。

    このまましばらく様子を見ます。

    2時間05分経過            2.73Wh

    3時間40分経過            4.82Wh

    6時間20分経過            8.36Wh

    平均消費電力は約1.32Wh程度のようです。今回使用したモバイルバッテリーでは問題ありませんでしたが、低電力すぎるため機種によっては自動で給電を止めてしまうものもあるかもしれません。

     

    平均消費電力から稼働時間を計算してみます。

    公称容量 予想稼働時間
     5,000mAh  約10時間30分
     10,000mAh  約21時間
     20,000mAh  約42時間

     

    5,000mAhのモバイルバッテリーなら半日程度、10,000mAhなら1日程度、20,000mAhなら2日足らず稼働させることができそうです。

    一時的な試用や、移動式のゲートウェイとして使用するには十分かと思います。

    実際にここで使用した10000mAhのモバイルバッテリーでは20時間30分稼働したことを確認できました。

     

    それでは早速、UG56とモバイルバッテリーをプラスチックケースに納めて持ち運びできるようにしてみましょう。

     

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    できました。

     

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    付属のアンテナ基部にはマグネットが入っているのでケース内側にもマグネットを仕込むことで簡易的にアンテナを安定させます。

     

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    ではこれを外に持ち出してみます。

    使用するエンドデバイスはLW-360HR、データ送信間隔を5分にして装着者2名で作業を行います。

    UG56は車に積んだままの状態です。

    トラッカーアプリezFinder BUSINESSで位置情報を確認しましょう。

    https://www.trackers.jp/products_ezf.html

     

    その結果がこちらです。

     

    ezFinder BUSINESSでの位置情報

    ezFinder BUSINESSで位置情報

     

    ゲートウェイを車内に積みっぱなしにしていたこともあり、車を離れて山で手分けして作業している間はデータが途切れがちになっていますが、移動中は問題なくLW-360HRの通信を受けてezFinder BUSINESSへ転送できていることがわかりました。

     

    LTE圏内であれば人の手で容易に持ち運べるLoRaWANゲートウェイとして使用することは十分に可能です。

    車両に搭載して仮設の移動基地局とする運用もできます。

    これがあればどんなことができるでしょうか?

    ・ゲートウェイ設置候補地の絞り込み

    ・一時的に既存のLoRaWANエリア外で作業する必要があるとき

    ・作業エリアが毎日変わる現場でも適宜LoRaWANネットワークを用意できる

    ・通信をロストしたGPSトラッカーの捜索(うしみるで脱走牛を捜索する際)

     

    などなど、一部列挙してみましたが他にもいろいろな用途があるのではないでしょうか。

    LoRaWANを使ってみたかったがゲートウェイを設置する場所がない、と導入を見送っていた方にもきっと刺さると思います。

    この機会にぜひご検討ください!

     


  • 退牧の季節がやってきました

     

    旭川の斉藤牧場にも退牧の時期がやってきました。牛たちは残った時間をかみしめるように牧野を走り抜けます。通常平地で飼われている牛ではとても出せないようなスピードで一目散に駆け出しています。

     

    Kerlinkゲートウェイ

     

    明日は雪予報でひと夏、牛たちを見守ってきたKerlinkゲートウェイも今日撤去します。

    台座

     

    台座だけになったゲートウェイ設置場所をじっと見ると、なぜか物悲しい気持ちになります。この夏、牛たちはこの広大な山にある牧野を駆け抜けよりたくましい体つきになりました。もう今から来年4月に再会できる日が、待ち遠しくて仕方ありません。


  • LoRaWAN×Beaver IoTで罠監視システムを試作してみました

    今回は、近々販売開始を予定しているMilesight製LoRaWANゲートウェイ「UG56」の動作検証の一環として、実際の利用シーンを想定し、箱罠の監視システムを試作しました。

    複数の罠をまとめて監視する構成を想定し、マグネット接点センサー、LoRaWANゲートウェイ、IoTプラットフォームを組み合わせています。

     

    図1: 畑に設置した罠監視センサー

     

     

    今回の構成


    今回使用した機器・ソフトウェアは以下のとおりです。

    • LoRaWANゲートウェイ:Milesight UG56
    • マグネット接点センサー:Milesight EM300-MCS
    • IoTプラットフォーム:Beaver IoT

    システム全体の構成は次のようになります。

     

    図2: 今回検証したLoRaWAN罠監視システムの構成

     

     

    EM300-MCSにはSIMカードを搭載せず、LoRaWANを利用してUG56へデータを送信します。UG56は、LAN、Wi-Fi、4Gをバックホールとして利用できます。そのため、有線LANを用意できる場所だけでなく、Wi-Fi環境や4G回線しか利用できない場所でも構成できます。

    4Gをバックホールとして利用する場合も、各罠にSIMを用意するのではなく、UG56側の通信回線に複数のセンサーを集約できます。複数の罠を同じエリア内で監視する場合に、LoRaWANの特徴を生かせる構成です。

     

    図3: 検証に使用したMilesight UG56

     

     

     

    EM300-MCSで罠の作動を検知


    罠の状態を検知するために、MilesightのEM300-MCSを使用しました。EM300-MCSはマグネット式の接点センサーで、本体とマグネットの距離によって状態を検知します。

    • センサーとマグネットが近い:Close
    • センサーとマグネットが離れる:Open

    今回は、センサー本体とマグネットを罠の作動部分に取り付けました。罠を仕掛けている状態ではセンサーとマグネットが近く、罠が作動するとマグネットがセンサーから離れるようにしています。

     

     

    図4: Milesight EM300-MCSとマグネット

     

     

    センサーのOpen / CloseをBeaver IoTで変換


    ここで、センサーが返す状態と、実際の罠の状態が一致しないという問題が生じます。

    EM300-MCSでは、マグネットが近いとClose、離れるとOpenになります。しかし今回の取り付け方法では、罠を仕掛けているときは入口が開いており、罠が作動すると入口が閉じます。つまり、罠の状態としては次のように読み替える必要があります。

     

    状態 EM300-MCS 実際の罠
    罠を仕掛けている  Close 入口:開
    罠が作動した  Open 入口:閉

     

    そこでBeaver IoTのWorkflowを利用し、取得したデータを罠の状態に合わせて変換します。この変換は、EM300-MCSがCloseの場合もOpenの場合も行い、Beaver IoT上ではセンサー固有のOpen / Closeではなく、実際の罠の状態として確認できるようにします。

     

    罠が閉じたらメールで通知


    今回は状態を表示するだけでなく、罠が作動した場合にメールを送信するWorkflowも作成しました。

    Workflowでは、EM300-MCSから取得した状態を判定し、罠の状態を保存します。

    • Closeの場合:「罠の入口:開」として保存
    • Openの場合:「罠の入口:閉」として保存

    メール通知は、マグネットがセンサーから離れてOpenになった場合、つまり罠の入口が閉じたと判断できる場合だけ実行します。状態の保存はClose / Openのどちらの場合も行うため、Beaver IoTの画面では常に現在の罠の状態を確認できます。また、Openになったときは画面を確認していなくても、罠が作動したことをメールで知ることができます。

     

     

    図5: Beaver IoTで作成したWorkflow

     

     

     

    Beaver IoTで状態を確認


    Beaver IoTのダッシュボードでは、罠の状態を確認できるようにしました。今回確認した主な情報は以下のとおりです。

    • 罠入口の開閉状態
    • 開閉履歴
    • EM300-MCSの電池残量
    • 温度
    • 湿度

     

    実際にマグネットを近づけたり離したりして動作確認を行い、センサーの状態に応じて罠の表示が切り替わることを確認しました。また、罠が閉じた状態では、設定したメール通知が実行されることも確認しました。

     

    図6: Beaver IoTのダッシュボード(罠の入口:閉)

     

     

    図7: Beaver IoTのダッシュボード(罠の入口:開)

     

     

     

    実際の箱罠に設置して確認


    最後に、EM300-MCSを実際の箱罠へ取り付けて動作確認を行いました。

    罠を仕掛けた状態では、次のようになります。

    • マグネット:接近
    • EM300-MCS:Close
    • Beaver IoT:罠の入口「開」

     

    図8: EM300-MCSを取り付けた箱罠(仕掛けた状態)

     

     

    そこから罠が作動した状態を再現してマグネットを離すと、次のようになることを確認できました。

    • マグネット:離れる
    • EM300-MCS:Open
    • Beaver IoT:罠の入口「閉」
    • メール通知:送信

     

    図9: 罠が作動した状態を再現した箱罠

     

    今回の検証では、EM300-MCSから送信されたデータが、LoRaWAN、UG56、Beaver IoTを経由してダッシュボード表示とメール通知につながる一連の動作を確認できました。

     

    罠監視システムの比較と選び方


    今回試作したLoRaWAN構成が、すべての場合で適しているわけではありません。

    弊社では、箱罠やくくり罠の作動を遠隔通知する「WANAセンサー4G」も取り扱っています。WANAセンサー4Gは、罠に取り付けたマグネットが外れることで罠の作動を検知し、4G回線を利用して離れた場所へ通知できる製品です。罠を1台から少数設置する場合は、ゲートウェイなどの追加機器を必要とせず、センサー単体で通信できるため、シンプルに導入できます。

    一方、同じ地域に複数の罠を設置する場合には、各罠にLoRaWANセンサーを設置し、ゲートウェイへ通信を集約する構成が選択肢になります。

     

    比較のポイント WANAセンサー4G LoRaWAN構成
    推奨される設置台数  1台~少数 多数
    構成・機材関係  機器構成がシンプル LoRaWANゲートウェイが必要
    通信回線  罠ごとに4G回線が必要 ゲートウェイへ通信を集約可能
    センサー側のSIM  罠ごとに4G回線が必要 EM300-MCS側には不要
    インターネット接続  センサーの4G通信 ゲートウェイの対応方式による
    状態の表示・通知  罠の作動時に通知(状態表示なし) Beaver IoTで状態表示、Workflowで通知

     

    上表の推奨設置台数は、通信回線を集約できるかどうかを基準にした目安です。実際には、現場の通信環境や状態の一元管理が必要かどうかによって、適した構成は異なります。

    インターネット接続方法は、採用するLoRaWANゲートウェイの仕様によって異なります。LAN / Wi-Fi / 4Gのどの方式に対応しているかを確認したうえで、設置場所の通信環境に合うゲートウェイを選定する必要があります。今回の検証では、LAN / Wi-Fi / 4Gに対応するUG56を使用しました。

    重要なのは、どちらか一方ですべてを置き換えることではなく、設置台数や通信環境に応じて適した方式を選択することです。

    WANAセンサー4Gは罠の作動を通知する専用製品のため、罠の発動と通知の関係が一致しています。一方、EM300-MCSは罠専用の製品ではないため、センサーのOpen / Closeと罠の状態はそのままでは一致しません。Beaver IoTスタートパックとWorkflowを組み合わせることで、罠の状態に合わせた表示と、罠が作動したときの通知を実現できます。

    なお、LoRaWAN構成は採用するゲートウェイ、Beaver IoT、設置環境などを含めて検討する必要があります。設置台数や現場の通信環境によって適した構成は異なるため、「必ずコストを削減できる」というものではありません。

     

    Beaver IoTスタートパックとの組み合わせ


    今回使用したBeaver IoTは、弊社で「Beaver IoTスタートパック」として提供しています。

    Beaver IoTでは、センサーから受信したデータを表示するだけでなく、Workflowを利用して用途に合わせた処理を追加できます。今回の罠監視では、次の処理をWorkflowで実装しました。

    • センサー値の意味を実際の罠の状態に合わせて変換
    • 罠の状態をダッシュボードへ表示
    • 開閉履歴を確認
    • 罠が作動した場合のみメール通知

     

    同じセンサーであっても、取得したデータをどのように利用するかは用途によって異なります。Beaver IoTを組み合わせることで、センサーの値を現場の業務に合わせた情報へ変換し、表示や通知まで含めたIoTシステムを構築できます。

     

    今後について


    今回はUG56の検証の一環として、箱罠の監視を題材に、LoRaWAN通信、Beaver IoTによる可視化、Workflowによる状態判定とメール通知まで確認しました。

    実運用を想定する場合には、次のような項目について、さらに確認していく必要があります。

    • 実際の山林や農地でのLoRaWAN通信距離
    • 地形や樹木による電波への影響
    • 複数台のEM300-MCSを設置した場合の通信
    • センサーの固定方法
    • 長期間屋外に設置した場合の耐久性
    • 電池寿命
    • 多数の罠を管理するためのダッシュボード構成

    今回の検証では、罠を1台ずつ4G回線へ接続する方法とは別に、LoRaWANを利用して複数の罠をまとめて監視する構成が実現できることを確認できました。今後も実際の利用環境を想定した検証を進めていきます。

     

     

    今回使用した製品・取り扱い製品


    ・Milesight EM300-MCS

    LoRaWAN対応のマグネット接点センサーです。今回、罠の作動検知に使用しました。

    Milesight EM300-MCS 製品ページ

     

    ・Milesight UG56

    LoRaWANセンサーからの通信を受信するゲートウェイです。LAN、Wi-Fi、4Gをバックホールとして利用できるため、設置環境に合わせたインターネット接続方法を選択できます。

    ・Beaver IoTスタートパック

    センサーデータの収集、ダッシュボードによる可視化、Workflowによるデータ処理などを行うIoT環境です。

    Beaver IoTスタートパック 製品ページ

     

    ・WANAセンサー4G

    罠の作動を単独で遠隔通知したい場合に利用できる4G対応の罠センサーです。

    WANAセンサー4G 製品ページ

     

     

     

    ご相談ください


    罠監視をはじめ、複数のセンサーをまとめて管理したい場合や、取得したデータを条件に応じて通知・処理したい場合は、お気軽にご相談ください。


  • 危機管理産業展2026に出展しました

    国内で開催される最新の危機管理トレードショーである危機管理産業展に出展しました。

    https://www.kikikanri.biz/

    弊社では「熊だけカメラ」とボディカメラを中心に出展しました。

     

    危機管理産業展

     

    「熊だけカメラ」は文字通り、熊だけを撮影して通知するカメラです。「AIで動物を判別するカメラ」はよく見かけます。研究目的では大変有効ですが、結局はクラウドに撮影画像を全部送信します。あらゆる動物、熱を帯びて反応した草木などの画像もすべてクラウドに送信し、そこで判別を行います。弊社の「熊だけカメラ」はトレイルカメラ側で熊だけを判別し、通知を行います。しかもEdge AI端末が別になっているのではなく、カメラと一体型です。あらゆる撮影写真が通知されるわずらわしさから解放される、熊対策専用のカメラです。

    ボディカメラも展示しました。ログ式通信式などの違いは弊社サイトをご覧ください。

    https://www.gishop.jp/html/page102.html

     

     

    会場全体

    展示会場では用途に応じてきめ細やかにさまざまな製品、サービスが展示されていました。

     

     

    会場写真

    大型車両なども搬入、展示されています

     

    会場の写真

    移動可能なトイレはさまざまなタイプが展示されていました

     

    会場写真

    熊対策、カスハラ対策製品ブースも盛況です

     

    会場写真

    電源設備を展示している会社も多数

     

    会場写真

    防災保護衣服を展示しているブースも大変多かったです

     

     

    危機管理産業展

     

     

    同時開催でテロ対策の展示会も開催されました。事前入場審査と厳重な手荷物検査を受けなければ入場できません。


  • 危機管理産業展2026に出展します!

    9月30日(水)から10月2日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2026」に出展します!

     

    弊社ブースでは、ボディカメラや自動撮影カメラ、電子タバコ検知システム、センサーデータを表示するIoTプラットフォーム「BeaverIoT」などを展示します。

    危機管理産業展2026

     

    今回展示する主な製品はこちらです。

    ・ボディカメラ(本体録画型・クラウド連携型)

    ・自動撮影カメラ

    ・電子タバコ検知システム

    ・BeaverIoT(センサーデータ表示ダッシュボード)

     

    実際の製品や画面を見ながら、使用方法やシステム構成などをご紹介いたします。

    「こんな場所を遠隔監視したい」「センサーのデータを見える化したい」など、IoTを使って解決したいお悩みがございましたら、ぜひお気軽にブーススタッフへお声がけください!

     

    〖開催概要〗

    開催日:2026年9月30日(水)~10月2日(金)

    開催時間:10:00~17:00

    会場:東京ビッグサイト 南展示棟

    弊社小間番号:4U-13

    弊社出展者ページ:

    https://exhibitor.tenjikai-uketsuke.com/kikikanri2026/exhibitors/h1109265/

     

    なお、現在台風26号も日本の南を進んでいます。

    ご来場予定の方は最新の天気予報や交通情報をご確認のうえ、どうぞお気をつけてお越しください。

     

    皆様のご来場をお待ちしております!

     


  • 鎖骨のプレートをとりました(閲覧注意!)

    2月末に鎖骨をスノーボードで骨折しました。昨年はスキー(コブ)であばら三本骨折しましたが、スキーやスノーボードは他のスポーツもそうかもしれませんが、上達すればするほど怪我をしやすいスポーツです(もちろん安全第一で滑れば怪我リスクは低いです)。スキーで「コブの練習は春コブがよい」と聞いており、毎年春スキーはコブの練習ときめていました。しかしかなりのスピードで、できるだけ直線的に滑りたいと練習していた時に、何とトップが柔らかいコブに突き刺さりました。転倒時にポール(ストック)の持ち手にアバラがあたりました。そのまま仕事で台湾に出張し、帰っても痛みがあるため病院に行き骨折が判明しました。その時は保存治療で治りました。

    今年もやはり春に事故は発生しました。スノーボードで時速60㎞くらいのスピードでジャンプ台に入った時に、飛び出すところが春で柔らかい雪がもりあがっており、引っ掛かかって「逆エッジ」となり肩から転倒しました。「逆エッジ」と聞くと初心者特有の現象のように思えますが、実はハーフパイプやトリックをやっている人でもこれで大きな事故につながることがあります。転倒した瞬間すぐに「ただ事ではない」と感じました。なぜなら右肩を見ると。5㎝くらいテント状に肩が盛り上がっていたからです(それでも自宅に自分で運転して帰り、家内に驚かれました。土曜日でしたがこのような事故の場合救急車を呼ぶべきでした!)。

    before

     

    骨折後のCTですが見事に骨が折れ、分離しています。鎖骨骨折は真ん中で折れるほど保存療法で治療しやすいそうです。私の場合は鎖骨遠位骨折という肩側の骨折で、しかも骨が分離していたため、プレーン(平らな)プレートではなくフックプレートというものを挿入しました。プレーンプレートの場合は1年後抜釘(除去)が一般的で、中には抜かない人もいるそうです。ところがフックプレートはそうは行きません。長くとどめておくほど骨との干渉が発生し、プレートを長く留め置くことができません。ただ癒合(骨のくっつき具合)との関係もあるため医師が概ね3-6カ月の間に抜釘時期を決めるのが一般的なようです。

    after

     

    ということで、3/3に手術を行い私の肩にもフックプレートが装着されました。全身麻酔(呼気麻酔)も初めてで、24時間まるきり何か食べる気持ちになりませんでした。腕、肩も痛いのでその後、3晩は眠れませんでした。アバラの骨折などとは比較になりません。手術直後家内に電話が医者からかかってきて、「手術はひどく痛いので予定した日に退院できない人がいます」という連絡がありました。予定通りに退院はしましたが3週間ほど痛くてよく眠れず、血圧も上昇しました。4カ月たち抜釘手術日まで、「動かすと痛い」という違和感は変わりませんでした。

    plate

    7/8の抜釘手術日を迎えました。「静脈麻酔の方が吐き気は少ない」と聞き、静脈麻酔を選択しました(手術の内容によるので医師にご相談を!)。手術時間は骨結合より大幅に短いので、ダメージは前ほど大きくないと聞いていました。2時間ほどで病室にもどると麻酔が聞いているのか痛みはありません。吐き気もしません。骨結合手術決定よりずっとAIに相談して伴走してもらいました。これから先どのようなことを行い、どのように行動すればよいのか」細かに教えてもらい、不安解消に大きくやくだちました(同様の手術の場合は医師への相談を忘れずに!)。今回吐き気と痛みについて心配していましたが、どちらも全く起きませんでした。AIのアドバイスに基づき、麻酔のやり方などお願いしたのが良かったかと個人的には思います。

    取り出されたフックプレートは思ったよりはるかに大きいものでした。スクリューも特殊ネジになっています。はずれずに骨を今日まで支えてくれたプレート、スクリューをじっと見ると考え深いものがあります。骨干渉で苦しんだプレートではありましたが「4カ月間一緒に戦ってくれたてくれた戦友」のように見えました。痛みと違和感ですが、魔法ではないかと思うくらい、抜釘直後から肩の違和感が劇的になくなりました。


  • 狩猟免許試験を受けて

    狩猟免許試験を受けてきました。

    今回は、わな猟免許と第一種銃猟免許を受験しました。

    せっかくなので、予備講習から試験当日までの感想をメモとして残しておきます。

    これから狩猟免許を受けようとしている人の参考になればと思います。

     

     

    まず、試験勉強で使う狩猟読本ですが、これがなかなか難しいです。

    個人的には、わざと難しく書いているのではないかと思うくらいでした。

    単に文字を読んだだけでは、設問に答えられるほど理解するのが難しい部分があります。

    ただ、今はAIがあるのでかなり助かりました。

    読んでいて分かりづらい部分をAIに聞くと、なんとなく理解できるレベルまで噛み砕いて説明してくれます。

    さらに、その説明が腑に落ちなければ追加で突っ込んで聞けます。

    昔なら「読本を読んでもよく分からない」で止まっていた部分も、今はかなり補助してもらえます。

    便利な世の中になったものです。

    ただし、AIに聞いて分かった気になるだけでは危ないです。

    試験に受かるためだけなら問題集中心でもよいかもしれませんが、正しい狩猟知識を身につけたいなら、やはり狩猟読本をきちんと理解する必要があると思います。

     

     

    予備講習では、問題集のどの部分が狩猟読本のどの部分に対応しているのかを教えてもらえます。

    これは試験対策としてかなり大きいです。

    問題集だけを解いていると、間違えた問題を読本のどこで確認すればよいのか分からないことがあります。

    予備講習で対応箇所を教えてもらえれば、自分で対応表を作って復習できます。

    試験に合格するだけなら、問題集と読本の対応を押さえるだけでもかなり戦えると思います。

    一方で、予備講習の価値はそれだけではありません。

    第一種銃猟免許では銃の取り扱いがあります。

    特に銃の組み立ては、予備講習で実際に触ってみないと感覚が分かりません。

    今回の予備講習にはかなり人数がいたようです。

    自分の番号が65番だったので、少なくとも65人以上はいたと思います。

    人数が多いので待ち時間はありますが、それでも銃の組み立てを実際に練習できるだけで、予備講習を受ける価値はあると思います。

     

     

    試験当日は、知識試験、適性検査、目測、鳥獣判別、実技試験という流れでした。

    受験する免許の種類や会場によって細かい順番は違うかもしれませんが、今回はかなり長丁場でした。

    特に、適性検査から目測の試験まで呼ばれるのにかなり時間がかかりました。

    席順に呼ばれるのですが、その席順が受験番号順ではありませんでした。

    私は最後から3番目くらいで、3時間ほど待たされました。

    待ち時間がかなり長かったので、その間に狩猟鳥獣の姿と名前を覚えることにしました。

     

     

    知識試験は、わな猟と第一種銃猟で36問出ました。

    そのうち9問くらいは不安が残りました。

    特に苦労したのは、弾の大きさと飛距離です。

    種類が多く、覚えるのにかなり苦労しました。

    もうひとつ難しかったのが、見たことのない鳥獣の特性を問われる問題です。

    普段から鳥獣に詳しい人なら感覚的に分かる部分もあるのかもしれませんが、そうでなければ単純暗記に近くなります。

    知識試験は、問題集だけを丸暗記するよりも、読本の該当箇所とセットで理解しておいた方がよいと感じました。

     

     

    適性検査では、手足や腰がきちんと動くかどうかを確認されました。

    個人的に気になっていたのは肩です。

    四十肩気味なので、腕を上げる動作があるときついと思っていました。

    幸い、腕を大きく上げるような動作はなく助かりました。

    視力検査もありました。

    裸眼でも0.5以上あったので、こちらは問題ありませんでした。

     

     

    今回、かなり難しいと感じたのが目測です。

    正直、もし試験に落ちたとしたら目測が原因かもしれないと思うくらい、間違えた可能性があります。

    距離感に自信がある人ならそこまで苦労しないのかもしれませんが、自分にとってはかなり厳しかったです。

    目測は、机上の勉強だけではなかなか感覚が身につきません。

    屋内目標物2問、屋外目標物2問が出題されます。

    空間が急に変わるので距離感はかなり狂わされます。

     

     

    狩猟鳥獣の判別では、姿を見て名前を答えたり、捕れるか捕れないかを答えたりします。

    テンの名前が思い出せず、「獲れません」と答えてしまいました。

    見た目を覚えるだけでなく、名前まで反射的に出てくるようにしておかないと、本番で詰まります。

    待ち時間に鳥獣の姿と名前を見直していましたが、それでも本番では出てこないものです。

     

     

    わな猟の実技試験では、狩猟に使えるわなと使えないわなの判別がありました。

    ここは問題ありませんでした。

    その後、わなの設置を行います。

    私は箱わなを選択しました。

    箱わなは比較的分かりやすく、設置も問題なくできました。

    わな猟の実技については、予備講習で一度触っておけば、かなり落ち着いて対応できると思います。

     

     

    第一種銃猟の実技試験で一番不安だったのは、銃の組み立てです。

    予備講習では、中折式上下二連の機関部と銃身をつなげるところがなかなかうまくいきませんでした。

    何度やってもハマらない時があり、ここが本番でも難関になると思っていました。

    ところが、本番では一発でできました。

    おそらく、今までで最速だったと思います。

    銃の取り扱いでは、用心金に絶対に指を入れないことを意識しました。

    また、「実包なし、銃腔内異物なし」も確実に確認しました。

    このあたりは予備講習でかなり意識して練習したので、本番でも落ち着いてできました。

    実技試験については、パーフェクトに終わったという手応えがありました。

     

     

    狩猟免許試験は、単に暗記すればよい試験ではありませんでした。

    もちろん、試験に合格するだけなら、問題集を中心に対策する方法もあると思います。

    予備講習で読本との対応箇所を押さえれば、かなり効率よく勉強できます。

    ただ、狩猟は命を扱うものです。

    安全確認、法令、鳥獣の判別、猟具の扱いなど、曖昧な理解のままでは危ない部分が多いです。

    特に第一種銃猟は、銃の取り扱いがあるため、実技の緊張感がまったく違いました。

    • 用心金に指を入れない。
    • 実包の有無を確認する。
    • 銃腔内に異物がないか確認する。
    • 銃口の向きに注意する。

    こういった基本動作を、試験だからやるのではなく、実際の安全行動として身につける必要があると感じました。

     

     

    これから狩猟免許試験を受ける人には、以下をおすすめしたいです。

    • 予備講習は受けた方がよい
    • 問題集と狩猟読本の対応表を作ると復習しやすい
    • 銃の組み立ては予備講習で触っておく価値がある
    • 弾の大きさと飛距離は早めに覚えた方がよい
    • 鳥獣の姿と名前は反射的に答えられるまで確認した方がよい
    • 目測は意外と難しいので、普段から距離感を意識しておくとよい
    • 当日は待ち時間が長い可能性があるので、復習用の資料を持っていくとよい

     

    狩猟免許試験は、落とすための試験というより、必要な知識と安全確認ができているかを見る試験だと思います。

    ただし、何もしなくても受かる試験ではありません。

    狩猟読本は難しく、鳥獣の判別も簡単ではなく、目測も思ったより厳しいです。

    第一種銃猟では、銃の取り扱いに対する緊張感もあります。

    それでも、予備講習を受け、問題集と読本を対応させながら勉強し、実技の手順を確認しておけば、十分に挑戦できる試験だと思います。 目測や鳥獣判別で不安な部分はありましたが、後日、無事に合格通知が届きました。


  • 厦門に出張しました!

    厦門

     

    メーカー二社を訪問するため、厦門に出張しました。中国には結構行っていますが深圳などが多く、厦門は初めての出張となります。 AIに聞いてみると「中国福建省にある厦門(アモイ)は、台湾海峡に面した港湾都市で、中国有数の経済特区として発展してきました。古くから海上貿易の拠点として栄え、現在は電子・IoT産業やソフトウェア産業が集積する一方、美しい海岸線や世界文化遺産の鼓浪嶼(コロンス島)など観光都市としてもよく知られています。街は比較的コンパクトで緑が多く、歴史・産業・観光が調和した、中国南部を代表する都市の一つです。」だそうです。

    毎度中国出張には三種の神器が欠かせません。これらがないと私は本当に不便を感じます。

     

    1.  Ahamo

    中国に到着しローミングをONにすると、iPhoneもApple Watchも現地時間を表示します。SIMの入れ替えなど一切必要ありません。何と言っても強みはVPN不要で壁越えしてくれます。 中国の厳しいネット検閲(金盾)を回避できるため、日本にいる時と同じようにLINE、Google、Instagram、YouTube、Xなどがそのまま使えます。ホテルのWiFi利用でもこうはいきません。DAZNでワールドカップ視聴も全く問題ありません。

    sea

     

    2. 電子マネー

    今回3泊4日の出張で2万円両替しましたが。まったく両替する必要がありませんでした。全部Alipayで事足りました。地下鉄に乗るときはQRコードでタッチ、小さな露店のようなところでもこちらでQRコード読み取りなどで支払い完結しました。ちなみに中国の地下鉄で券売機は少ないので要注意です。出張前にクレジットカードとの紐づけが必要で会社用・個人用クレカを切替利用可能です。

     

    3. DiDi(Alipayアプリ内から)

    アプリをインストールし、出発地、目的地を入力、車種選択すると車のプレートナンバーが送られ、およその到着時間も表示されます。車の現在地も地図に表示されます。Alipayに紐づけられたクレカで自動精算となります。帰社後精算もAlipayですべて履歴を確認でき完結します。

    navi

     

    宿泊したホテルではロボットが忙しそうに配膳しています。

    robot

     

    中国では外国語大学が減っていると聞きました。前は日本語しゃべることができる人がホテルカウンターにもいたりしましたが、今回宿泊ホテルは英語でさえAI翻訳でやり取りしているようでした。IT化に共ない必要とされるスキルも変わってくるのだなと感じました。


  • 台南の有名な麺屋さんに行ってきました

    台湾出張

    台北と台南に出張してきました。

    弊社では台南のLoRaセンサーメーカーと取引きがあり、そこの経営者と地元でも有名な麺のお店を訪問してきました。

    「度小月」いうお店ですが、ここは135年の歴史を誇る台湾の名店です。創設者はもともと漁師で、天気が悪い時に限り麺を街中で販売していたようです。その麺が人気となり、現在の度小月というブランドになったようです。

     

    台湾出張

     

    実は台湾の方々は北海道でラーメンなど食べると、あまりの塩辛さにびっくりされるようです。度小月の麺もこってりしているようですが、実は大変あっさりしています。小皿のおかずも大変おいしいです。台南に行くと本店と支店がありますが、調度品なども由緒ありそうな本店への訪問をお勧めします。

     

    台湾出張

    桃園(空港そば)のお店でもワンタンメンを食べてみました。こちらも超あっさりで小皿のおかずとで1,000円くらいでした。円安で海外旅行はつらいですが、台湾は北米や欧州と比べ、はるかに財布にやさしいです。

     

    毎度毎度の通信、電子マネーのお話ですが、海外出張でAhamoは自分にとって最強です。桃園空港に到着するとスマホ、Apple Watch自動で時差修正、グローバルローミングでなんの設定もいりません。またDAZN視聴などもテザリングで余裕です。今回もホテルでU20女子アジアカップなど視聴しました。中国大陸に出張する時には、検索、SNS、地図でのナビなどAhamoの良さが最大限に発揮されます。

     

    電子マネーですが台湾では日本でサービス終了となったLine Payが使用できなくなりました。台湾の人たちはLine Payを利用しており、最も使われている電子マネーです。裏技無いかと試行錯誤しましたが、台湾の銀行の口座、クレカなどと紐づけないとだめなようです。電子マネーについては中国大陸の方が圧倒的に普及しています。小さな屋台でもQRコード支払いなどが普及しています。中国で使っていたAlipayも台湾では特に普及しているという感じではありません。今回はコンビニではApple Payその他はチャージ方式の悠遊カードでしのいできました。空港などで「いくら両替すべきか」悩むところです。両替しすぎても損ですし、急に現金が必要になることもあるかもしれません。台湾の場合タクシーでクレカ使えない場合があります。急に現金が必要になった時、銀行などで両替すると、やたらと時間がかかります。そこでおすすめはコンビニATMクレカでのキャッシングです。今回私も急遽現金が必要となり、台南高鐵駅のATMでキャッシングしました。海外旅行の際「どのくらい電子マネーが普及しているか」は必ず調べておく必要があります。


  • 稚魚輸送時の溶存酸素を「うおモニ」でリアルタイム監視

    エア・ウォーター株式会社様には弊社の水質管理システム『うおモニ』をご活用いただいております。先日エア・ウォーター株式会社様が北海道の水産関係者向けにデモンストレーションを実施するとのことで弊社も同行しました。

     

    ふ化場で孵ったさけの稚魚を海に近い生け簀まで輸送し、半月ほど慣らしてから放流するそうです。

    水槽

    (1つの水槽に100万尾の稚魚が入っているそうです)

     

    ふ化場から生け簀までの輸送はトラックで行いますが、輸送中の溶存酸素濃度の把握手段として、『うおモニ』をご紹介しました。5分毎にDO測定、サーバ送信を行います。ログは蓄積されますので後からグラフを確認することも可能です。

    サンプル画面

    (サンプル画面)

     

    朝6:30からトラックへの積み込みが始まり、8:00に放流地へ向けた輸送が開始されました。弊社はトラックの後ろを追走しながら溶存酸素値やバッテリー残量などを監視しておりました。この日の輸送時間は3時間30分で、峠なども通りましたがデータは概ねLTE通信でシステムに転送されていました。

    運搬履歴イメージ画像

    (別途用意したGPSデバイスによる運搬履歴。うおモニの機能ではありません)

     

    到着した稚魚はホースを伝って生け簀に投入されます。

    放流されたさけは3年後に戻ってくるそうですが、その数は全体の2%ほどとお聞きしました。

     

     

    ・エア・ウォーター株式会社(サーモンプラント紹介)

    https://www.awi.co.jp/ja/special/special-2024122501.html

     

    ・水質リアルタイム監視システム「うおモニ」

    https://www.trackers.jp/products_uomoni.html

     


  • 台湾取引先のご家族がこられました

    こちら北海道では札幌近辺は大雪ですが、旭川・東川地区は例年より少ない積雪量で、ここ10日間ほど雪かき(除雪)をしていません。

    1月下旬に弊社と15年以上取引きのある台湾メーカーご家族が来道され、北海道ならではのアクティビティを楽しまれました。

     

    ワカサギ釣り

     

    朝4時に待合せし、向かったのは道北の 朱鞠内湖 です。こちらは極寒で、通常この時期は-20℃くらいですが、この日は―15℃程度で朱鞠内湖としては暖かい朝でした。しかし台湾の人にとってはこのような寒さは経験したことがなかったのか、娘さんにとっては厳しい寒さだったようです。早朝からワカサギがぼつぼつと釣れ、それを生餌とした「泳がせ釣り」にもチャレンジしました。狙うはサクラマスです。ワカサギ釣りに熱中していると、竿先に付けてあった鈴の音に息子さんが気づき、リールを巻くと明らかにワカサギと違うずっしり感。見事に35㎝ほどのサクラマスを釣り上げることができました。少し寒かったようですが、台湾では絶対にやれないアクティビティを経験され、大変よろこんでおられました。

     

    翌日は弊社のある東川町の キャンモアスキー場でスノーボードを楽しまれました。旭川周辺にはリフトが二つ以上あるスキー場が4か所程度ありますが、最近は小さいスキー場でも海外からのお客様をよく見かけます。中台、シンガポールからも多いですが、やはり欧州、北米、豪州のお客様が多いです。特にアジア以外のお客様は小さなスキー場でもリュックを背負って、林間をすべられることが多いです。最近長野でリュックを背負った豪州から来られたボーダーが、降車時にリュックの部品が引っ掛かり亡くなられたのは記憶に新しいところです。私も近場のスキー場で「こんな小さなスキー場でリュック必要?危ないのでは?」と思うことがしばしばあります。

     

    あまりうまくない中国語でスノーボードを教えるのは簡単ではありません。「膝をしぼって前エッジを上げて」、「大きな球をかかえるように、腕を丸めて」などの動作にかかわる中国語は予習必須です。よく中国人に「日本人は英語より、同じような漢字を使う中国語を習う方がずっと簡単でしょ?」と聞かれます。しかし私にとっては、中国語の方がはるかにコミュニケーションが難しいです。たとえば日本語は「リンゴ」の場合「リン⤴」は下から始まりますが、外人が上から発音しても意味は通じます。ところが中国語の場合は⤵→⤴ vの四声(音の上げ下げによる4つの調子)を間違えるとまず通じないです。中国や台湾の子供は単語ごとにそれを記憶する必要はなく、自然と四声が身についています。しかし私のように大人になってから学習した人間は、単語ごとに四声を記憶せねばなりません。

     

    スキー場で

     

    初めてスノーボードをやられる方は、傾斜で立つことが難しいです。写真では私が前に座り補助しています。子供は体が柔らかいので比較的容易ですが、大人は大変です。特に平らな場所で体育座りして、かかとをお尻に付けて手を床に付けずに立ち上がれない体が硬い人は、かなり苦労されるかもしれません。

     

    スキー場

     

    息子さん、娘さんは比較的上達が早く、何とか左右谷回りができるようになりました。短い期間でしたが、ご家族は北海道の自然を満喫され、台湾への帰途につかれました。

     

    思わず吹いた話:スノーボードをレンタルする時に、子供用スノーボードコーナーに「小人用」と書いてありました。台湾の子供(10歳)が「それを借りたくない」と言い出したので、その理由を聞きました。その子供は「この板は悪い人用板」だと言いました(笑)。台湾では「小人」は「卑劣な人」や「器の小さい人」を意味するようです。

     


  • 阿蘇地域牧野組合情報交換会に参加してきました

      

     

    こんにちは。

    今回は熊本県阿蘇地域における牧野組合の情報交換会に参加してきました。

    計2か所の会場で2日に渡って行われた多くの人が集まる機会です。

    以前より阿蘇地域でのスマート農業実証プロジェクトの一つに「うしみる」を利用いただいていたのですが、まだ利用していただいたことのない牧野組合様も参加されるとのことで改めて「うしみる」がどのような製品であるかを紹介してきました。

    https://www.naro.go.jp/smart-nogyo/r2/results/chikusan/155363.html

     

    阿蘇地域振興局を筆頭に研究機関や保健衛生所の担当者など放牧に携わる様々な専門家に並んで「うしみる」の紹介をするのはなかなかに慣れません。専門家の方々が草地を作る上での注意点やその方法、牧草品種の開発やRTUを使用した草地更新の自動化技術、防疫対策を実施した成果についてなど興味深いお話が続きます。

    普段からお世話になっている北海道の酪農牧場とはまた違った視点が見えてきて阿蘇をはじめとした肉牛の地域はいつも新鮮な気持ちで訪れることができます。

     

    今回の「うしみる」紹介では以前からいくつかの牧野組合でも利用された実績があったので、過去にあった事例やその時にいただいた声、実際に設置しようと思ったときの注意点についてフォーカスして紹介しました。

     

    例えば

    ・霧が発生して牛を見つけられなくなってしまった。

    ・脱走があるとアラートが来て早い段階で気がつける。最初の対応が早くなる。

    ・牛を集めて餌やりを行うよりも、牛が集まっているタイミングで餌やりに行けるので無駄がない。

    ・事故があったときでも位置情報から探しに行けるので保険の有無が変わってくる。

     

    ……などといった事例です。

     

    じゃあ一度使ってみようか、と思ったときにはどうすればいいのだろう? と迷ってしまうことがあると思います。

    特に皆さんが気にされるのは「ちゃんと電波は届くのだろうか?」という点です。ご相談いただく時、我々もよく迷っています。

    そんな時役に立つのがGoogle Earthです。Google Earthでは大まかではありますが標高や起伏といった地形情報も確認できますので、放牧地がどんな地形なのか、どこにゲートウェイ(受信機)を設置すれば良好な通信環境が構築できるかのアタリをつけることができます。

    ……といったことを、具体例を交えながらお話しさせていただきました。

     

    この記事を読んでいただいているみなさまの中に、使ってみたいけどどうすればいいのかわからないという方がおられましたら以下の3点を私たちに教えてください。

    • 取り付けたい頭数
    • 使いたい期間
    • 牧場の場所

     

    より多くの牧場で使ってもらうため、うしみる首輪1号(位置情報のみ)のレンタルの価格をお値下げできるよう2026年度の放牧シーズン開始に向けて我々も準備を進めています。

    以前相談したんだけれど予算が……という方でもぜひ改めてご相談ください。

     


  • 丙午、ダーラナホース

     

     

    ダーラナホースをご存じですか?ダーラナホースはスウェーデン中部のダーラナ地方発祥の木彫り馬で「幸せを運ぶ馬」として有名です。赤色に伝統的なクルビッツという花模様が描かれています。

    弊社はスウェーデン北部のハグロフ社と取引があり、本ダーラナホースは20年以上前に私がハグロフ社を訪問した時にスウェーデンで買ってきたものです。私が頻繁にスウェーデンを訪問していたころスウェーデンは、「高福祉の国」として日本のロールモデルとして頻繁に取り上げられていました。しかし実際は高負担な国でもありました。現在スウェーデンは寛容な移民受け入れ政策推進の結果、さまざまな社会問題が表面化しています。20年前とはすっかり様変わりしたとスウェーデンの友人からも聞いています。

     

    丙午は十干と十二支が重なる60年周期の中でも特別とされる年です。前回の丙午は1966年だそうで、ネガティブな迷信も多かったようです。また丙午は情熱と激動の年ともいわれています。自宅にあったダーラナホースを久々に社に持ち込み、激動の年を乗り越えようと心新たにした初出勤日でした。


  • Netvoxデバイスの閲覧や設定が出来るスマホアプリがリリースされました!

     

    弊社からも様々な種類を販売しているNetvox製品ですが、これまで閲覧用のアプリが用意されていないことから、導入の敷居が高くなっている点が課題となっていました。

    せっかくゲートウェイとデバイスを導入したいと考えても、アプリを自社開発する、または弊社へ開発を依頼する必要があり、別途コストが発生することを懸念して導入を諦めた方も多くいらっしゃったかと思います。

     

    今回リリースされた「Netvox AIoT」は、Netvoxデバイスの状態確認から設定変更まで、スマートフォンだけで完結できるアプリです。

    本記事では、Netvox AIoTで実現できる主な機能についてご紹介します!

     

    Netvox AIoT画像1

     

    【アプリ】

    ・Android

    https://play.google.com/store/apps/details?id=cn.com.netvoxIotM3.netvox_m3&pcampaignid=web_share

     

    ・iOS

    https://apps.apple.com/ru/app/netvoxaiot/id6504217071?l=en-GB

     

     

    【導入方法】

    導入したいNetvoxデバイスおよびゲートウェイをご購入の際に、「Netvox AIoT」を利用したい旨を事前にお伝えください。

    アプリを利用するためには、導入前に弊社にてゲートウェイおよびデバイスの初期設定を行う必要がございますので、必ずご購入時にお知らせください。

    デバイスの台数ごとに初回設定費用は発生しますが、設定済みのデバイスについては、その後追加費用は発生しません。

    ※別途費用をいただくことで、すでに導入済みのゲートウェイを弊社へ返送いただき、アプリが利用できるよう設定することも可能です。

     

    ゲートウェイとデバイス納品後は、アプリをインストールし、ユーザー登録およびデバイス登録作業を行ってください。

     

    【機能紹介】

    ◯デバイスの状態をリアルタイムで確認

    各デバイスの属性(温度、湿度、電池残量など)を一覧で確認でき、デバイスの種類によってはアラーム通知を受け取ることも可能です。

    例:「R311A ドア/窓開閉センサー」でドアが開けられたことを検知するとスマホでアラート通知

     

    画像2

     

     

    ◯デバイスの管理と編集

    各デバイスの名称変更、表示項目の並び替え、ログの確認(CSV出力可能)、詳細データのチャート表示など、日々の運用で必要となる管理操作をアプリ上で完結できます。

     

    20251217topic01

     

     

    ◯スマートリンク(if-then自動制御)

    「もし〇〇なら××する」という条件制御(if-then)が設定でき、特定の状況に応じた自動アクションを組むことが可能です。

    例:温湿度センサーの値が一定を超えたら別のアラートデバイスより音声を発する など

     

    ※スマートリンクの設定はデバイス1台ごとに行う必要があるため、台数が増えるほど同様の設定作業が台数分必要となります。

     

    20251217topic2

     

     

    ◯プロジェクト・エリア管理

    「エリア」から施設やフロアごとにグループを作成し、その中へデバイスを振り分けることができます。

    また、案件単位で「プロジェクト」を分けることも可能なため、複数拠点を扱う場合でも整理しやすい構成となっています。

     

     

    ◯ユーザー共有・権限設定

    同じ「プロジェクト」を複数人で共有し、閲覧のみ・編集可など、ユーザーごとに細かな権限を付与できます。

     

    画像11

     

     

    【メリット・デメリット】

    メリット:

    ・アプリ開発を行う場合と比べ、導入スピードが圧倒的に早い

    ・アプリ開発と比較してコストを大幅に抑えられる

    ・スマートフォン1つでデバイスを一元管理できる

    ・「if-then」機能により、デバイス間の連携が容易

     

    デメリット:

    ・「スマートリンク」設定は1台ごとの設定が必要なため、大規模導入では設定に時間がかかる

    ・PC版アプリが用意されていない

    ・納品前に弊社での事前設定が必要

     

    Netvox AIoTは今までの課題を解消し、Netvoxデバイスをより手軽に、スムーズに活用いただくためのアプリです。

     

    Netvox AIoTが気になる という方は、ぜひお気軽に弊社までご連絡ください!

     

     

    Netvox製品一覧はこちら:

    https://www.trackers.jp/products_menu-cat_netvox.html#netvox_pr


  • 阿蘇に出張しました

     

    阿蘇に出張しました_画像1

    阿蘇地区の「うしみる」を着用した放牧牛

     

    師走になり慌ただしい時期となりましたが、「うしみる」をご利用いただいている農家様を訪問させていただきました。弊社のある北海道上川地区では降り続ける雪がちょうど根雪(来春までとけない)になるタイミングです。九州はずいぶん暖かいのではと想像していましたが、阿蘇は北海道旭川市などとあまり変わらず、早朝は-6℃程度まで気温が下がります。少し寒いですがこちら阿蘇では黒毛や赤毛の牛たちがストレスのない環境で牧草を食んでいます。

     

    阿蘇地区に設置したゲートウェイ

     

    放牧地は広大ですが段差や谷もあり、ゲートウェイは平坦な北海道の公共牧場と異なり、より高密度で設置する必要があるように思います。LoRa信号調査を綿密に行い、より効率的なゲートウェイ設置を行うことが重要です。LoRa方式では、お客様がご自分の牧場に最適な通信環境を構築することが可能です。

     

    阿蘇から熊本まで、観光列車「かわせみやませみ」に乗車

    阿蘇から熊本まで、観光列車「かわせみやませみ」に乗車

     

    今回「うしみる」をご利用いただいている酪農家様に「使用感」などをおききしてきました。近日中に 「うしみる」サイト へ掲載する予定です。

     


  • 中国深圳に出張しました

     

    深圳

    10年ぶりに工場、メーカーとの打ち合わせのために中国深圳を訪問しました。弊社は北海道にありますが、新千歳から深圳まで深圳航空の直行便ができたので、5-6時間ほどで深圳を訪問できるようになりました。深圳は人口1800万人の大都市ですが、若者の多い都市です。一人っ子政策が終了して夫婦が多くの子供を持つようになったからではなく、地方から移住してきた人が多いので深圳の人口は爆発的に増えているようです。今回訪問した工場、メーカーなどの従業員もそうですが、タクシーの運転手なども地方出身の人が多いです。深圳に向かう機内もあまり年配の方はおらず、若い夫婦やカップルの姿が目につきました。

    人口が増えているにも関わらず、さまざまなシーンで省力化、IT化を目指す中国の姿が目に映りました。8階建てのホテルに泊まりましたが、ルームサービスで食事の配達はロボットが行います。エレベータにも器用に乗り目的の部屋まで食事を届けます。飲食店は日本でも最近よくみかけますが、QRコードによる注文方式が多いです。省力化により、より少ない人員で業務を遂行できるようになっていますが、余った人はどこにいっているのでしょう?驚いたのは警備や安全にさく人員の多さです。まずどのホテルや地下鉄の駅に行っても荷物検査、ボディチェックがあります。ホテル内でもフロアのあらゆる場所に監視、警備を行っている従業員がいます。

    トピック写真

    旅行者は交通状況に要注意です。車道と「それ以外」に分かれていますが、「それ以外」の部分をバイク、自転車、歩行者が利用しています。バイクの人たちはヘルメットも不要のようでかぶっていない人の方が多いようでした。バイク、自転車、歩行者が何かのルールに基づいて走行、歩行しているようには見えません。旅行者は細心の注意を払わなければトラブルにあう可能性が高いと思われます。

    私にとって以下は中国旅行の必需品です。

    1.Ahamo
    中国への日本人旅行者がまず帰国後不満を述べるのは、通信環境です。ネット規制などで「SNSが利用できなかった」、「ホテルのWiFiが使い物にならなかった」などです。Ahamo利用であればVPN不要で規制回避できます。まず深圳についたらグローバルローミングをONにするだけで、4G利用可能となります。スマホとアップルウォッチの時刻も時差を反映した現地時刻に自動でなります。ホテルでもWiFi利用せずに4Gで通信します。海外で日本代表のサッカーや野球の試合をストリーミング配信で見たい場合も、海外では見られないケースが多いですがAhamaoでは視聴することができました。Ahamo利用でない旅行者はVPNを準備するケースが多いようです。

     

    2.電子マネー
    今回はAlipayを事前に用意し、買い物や地下鉄で利用できるようにしてでかけました。現金とクレジットカードだと相当厳しいです。現金で払うとお釣りをもらえないこともあるようです。地下鉄駅なども現金で切符を購入できる機械は1台しかおいていない駅もありました。Alipayではお店のQRコードを読むか、こちらのQRコードを読み取ってもらいます。またQRコードで地下鉄にも乗ることができ、履歴も残るため出張精算にも最適です。

     

    3.百度地図
    Google地図だと目的の会社などを時間通りに訪問できないかもしれません。百度地図では中小企業名でも目的地として設定することができ、現在地から電車、バスの乗り継ぎなど的確に指示してくれます。カメラのでライブ撮影した画像からナビしてくれるアプリもあるようですが、利用していません。

    カニ

    物価はどうでしょうか?先月カナダに行きましたが、円安もありスーパーマーケットなどの商品は2.5-3倍くらいの価格でした。深圳の不動産などは高いと思いますが、交通費やスーパーマーケットの商品は日本より安めであると感じました。上の写真のカニも日本では1万円以上と思いますが、深圳では1000円ちょっとでした。

    深圳の人たちの人柄はどうでしょうか?地方出身の方が多いせいか、親切で優しい人が多いと感じました。風邪気味で体温計を買いに行ったら、薬局で「買う必要はないんで、体温はかってあげる」と言われ、熱が無いことがわかるとていねいに症状に合わせて薬を調合してくれました。タクシーの運転手なども親切で、こちらが「北海道からきた」というとさまざまな質問をなげかけてきます。20分くらいしか乗っていないのに「微博(SNS)で友達にならないか?」などと言われたりします。こちらの下手な中国語にも、粘り強くつきあってくれていねいに対応してくれる方が多かったです。

    ただ要注意は、政治にまるきり興味なさそうな深圳のタクシードライバーでも、こちらがいくらか中国語をしゃべることができるとわかると、だんだん要注意な質問を投げかけてくる人もいました。たとえば今回「高市首相はどのような評判ですか?」、や「台湾の総統についてはどう思いますか?」などの質問がありました。もちろん相手に他意はなく、「純粋に私(日本人)の意見を聞きたい」というだったと思います。日本人として「ふるまい」に注意が必要なシーンはありましたが、わたしのなかでは「深圳の人たちは親切な人が多い」と強く印象づいた出張でした。

     

     


  • 斉藤牧場のゲートウェイ取り外し

     

    旭川市営牧場に続き、斉藤牧場も退牧の時期がやってきました。

    これからの降雪に備えてゲートウェイの取り外しを行います。

     

     

    この日の気温は最高6℃程度で、作業着1枚ではさすがに寒く感じました。

    ただ、去年の撤去日は11月で雪も降っていたことを考えるとまだ耐えられます。

     

     

    ゲートウェイやソーラパネル、バッテリー等は回収しますが組んだ土台はこのままにします。

     

    積雪で多少の歪みが出ることはありますがゲートウェイ設置に影響は無く、また来季にそのまま使用することが出来ます。

     


  • 旭川市営牧場も退牧の時期がやってきました

     

    こちら旭川はここ2,3日急に冷え込み、今日の最高気温は6℃でした。旭川市営牧場の牛たちも農家さんのもと帰っていき、広い牧野に牛の姿はもう見当たりません。

    放牧牛の看視に重要な役割を果たしてきたLoRaゲートウェイも降雪に備えて取り外します。

     

    こちらでは1m以上の積雪がありますが、骨組みは来年のために残しておきます。また来年、元気な牛たちがこちらに戻ってくるのを楽しみにゲートウェイ回収作業をおこないました。

     


  • 北海道公共牧場会夏季研修会に参加しました

    現地実習で旭川市営牧場に設置してある弊社の「うしみる」用ゲートウェイ

    (現地実習で旭川市営牧場に設置してある弊社の「うしみる」用ゲートウェイ)

     

    8月22日と23日と旭川で開催された「北海道公共牧場会夏季研修会」で発表してきました。

    初日は座学で「ヒグマによる家畜被害」や「野生動物対策の電気柵」などについて研修を受けました。北海道におけるヒグマ被害は毎年増加し、生息数は1990年の推定値が5,200頭(中央値)で2020年は11,700頭と倍増しているそうです。今年は特にヒグマの目撃報告が多く、私も2週間ほど前に釣りに行ったときに国道で体長1.8mくらいの熊を見かけました。私の車を見た瞬間に猛ダッシュで横の草藪ににげて行きました。私が釣りに出かける渓流で見かけるような熊は、牛、ひとをみかけると逃げていくような熊が多いです。怖いのは人との距離が近いところに生息している熊だと思います。また食料不足で鹿を捕食するような熊も恐ろしいと言えます。

    2日目は旭川市営牧場で、弊社の「うしみる」についての実習がありました。パドックで首輪を装着した牛を見学し、ゲートウェイからの通信距離や高活動量検知についてさまざまな質問を承りました。(→ 旭川市営牧場へのインタビューはこちら)

     

     

    当日は電気柵の説明や、6月くらいから悩まされることが多いアブ捕獲システムについても説明が行われました。


  • 鳥取県の牧場にゲートウェイを設置しました

     

    放牧牛

    今年の北海道は経験したことのない猛暑ですが、こちら鳥取の夏は北海道とは比較にならないほどの暑さでした。太陽の光がまぶしく、湿度も低いですが焼けつくような暑さです。
    そんな中、鳥取県大山近くの牧場にゲートウェイを設置し信号調査を行ってきました。北海道では公共牧場への納品が多く、比較的平坦な地形の牧野で数百~2千頭の乳牛が飼育されているケースが多いです。弊社は鳥取、島根にもお客様が多いですが、こちらでは数十頭の肉牛が、起伏の激しい山地で飼育されていることが多く、ゲートウェイを最適な場所に設置し信号調査を行うことが大変重要です。

     

    ゲートウェイ設置

    ゲートウェイを山地でも小高い場所に設置しました。

    背後の立木をはさんで牛群はA群、B群に分けられています。A群の放牧牛を監視するのは容易ですが、立木背後のB群監視は非常に難しいと感じました。B軍のエリアは立木をはさんで、下り傾斜となっています。牧野の立木から離れた、放牧牛が集まる木の下では通信できることを確認しました。問題は立木裏の低い場所にある水飲み場です。こちらでは過去に近くで牛が脚を取られうごけなくなっていたことがあるそうです。

     

    水飲み場

    立木裏のがけを降り、水飲み場に到着しました。今年は渇水で雨が待ち遠しい状態です。

     

    通常信号調査を行う場合「うしみる首輪」で通信を試みるわけではありません。20分ごとの送信間隔ですので、信号調査を効率的におこなうことができません。LT-501Hという小型端末  を携帯し、効率的に信号調査を行います。

    「通信は非常にむずかしいのでは」との懸念がありましたが、牧野の面積が小さいため無事に通信を確認しました。

    牛

    信号調査は無事に終了し、来週には30頭あまりの肉牛に首輪がとりつけられます。


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