国際水産養殖技術展に出展します

2019年7月24日
by ノルドマルク

 

2019年8月21日(水)から開催される国際水産養殖技術展に出展します。

「国際水産養殖技術展2019」

 

 

今回弊社は新製品のLoRa RTUというデバイスを中心に展示します。

水産関係では、塩分濃度、海水温度、濁度、電導度、pHといった様々なセンサーをLoRa RTUに接続しLoRaゲートウェイにデータを送信します。特小無線などと異なり、環境により2-7kmまでデータを送信することが可能です。

現状養殖地などでは、センサーはLTEルーター/モデムなどに接続することが多く、「LTE圏内であること」が条件でした。もしくはWiFiや特小無線により、限られた距離での通信でデータ転送を行っていました。しかしLoRa RTUはゲートウェイさえLTE圏内にあれば、そこから海上であれば5km以上離れた場所に養殖地があっても、データ送信することができます。

LoRa RTUは水質管理だけではなく、農業などさまざまなマーケットでの利用が想定されます。

 

 

Wirnet iStation 923をリリース予定です!

2019年7月8日
by マイク

 

Kerlink 屋外用LoRaWANゲートウェイ「Wirnet iStation 923」が年末にリリースできそうです。

→技適の取得が遅れているため、リリースは2020年2月以降になりそうです。

旧GW「Wirnet Station 923」の後継機で基本的にできることは変わりません。

 

今作からバックホールとしてSIM対応となりました。今まで固定回線がない環境ではLTEルータなどを使っていましたが、もうその必要はありません。直接GWにSIMを指してお使いいただけます。

また、SPN2.0(Master or Slave)にも対応となりました。

SPN2.0を利用するためだけに室内にiFemtocell(Master)を置くケースがありましたが、iStatonがあれば屋外設置だけで済みます。

 

その他、仕様詳細は製品ページをご覧ください!

 

Wirnet iStation 923

センサー接続LoRaユニットを開発中です!

2019年7月2日

マイク

センサー接続LoRaユニットを開発中です!

 

SDI-12、アナログ、パルス入力のセンサーデータをLoRaWANでレポートするユニットとなります。

イメージ図はこちら。

LoRaWAN 1.0.2準拠で現在、技適取得手続きをしております。

周波数やABP/OTAAなどのLoRa設定や、各種センサーとの接続設定はPCにて行います。

USB接続し、コンフィグツールにて簡単に設定変更ができます。

 

また、SDI-12センサーを1つにまとめるハブも一緒に開発しておりますので、1つのLoRaユニットで複数のセンサーデータをレポートすることが可能です。

 

防水設計となっていますが水没などは厳しいです。

仕様詳細はリリースが決まりましたら、ご案内いたします!

放牧牛実証実験

2019年7月2日
byコンティ

こんにちは都会のみなさん。

私はとある実証実験のため、道東の高原に滞在しています。

早起きして牧場を歩き、牛を眺め、暗くなったら寝る。

そんな〇ーターみたいな生活も3週目に突入しました。

 

結構、人里から離れていて、いちばん近いコンビニまで車で20分かかります。

不便です。心細いです。

 

 

 

 

で、なんの実証実験をしているのかというと、

放牧牛にGPS付きの首輪をつけて、行動をトラッキングすることで、

脱走や疾病の早期発見、発情の検知を実現できるかという内容です。

 

首につけているとこんな感じ。

優秀なGPS機器 (LT-501RH )をベースに開発した首輪で、バッテリーは1年ほど持ちます。

首の下についているオモリは、LT-501RH のカウンターウェイトの役割になっていて、

常にLT-501RH が上に来るようにしてあります。

これは泥汚れの防止や、フェンスにぶつけて破損してしまわないようにする工夫です。

 

脱走の発見については、レポート間隔さえうまく設定してしまえば、ezFinder BUSINESSのジオフェンスアラートが自動で通知してくれます。

 

難しいのは、疾病の発見と発情の検知です。

疾病時、発情時にはそれぞれ通常時とは異なる行動パターンを牛たちは示します。

それを首輪からのデータでうまく数値化するのが難しく、牛と行動を共にすることでそのヒントを得ようというのが、私が長期間滞在している理由でもあります。

 

先々週からの滞在で、牛との信頼関係も完成に近いと感じているので、

あとは良いデータを取らせてもらうだけというところまで来ました。

私が帰れるかどうかは牛次第。

なので、牛さんたちには寝る間も惜しんで頑張ってほしいと思います。