2023年4月28日
by ノルドマルク
コロナが落ち着きやっと海外に出張できるようになりました。今回はLoRa製品で取引きの多い、台湾のメーカー数社を訪問してきました。札幌から台北行きのLCCタイガーエアーはこの時期往復39,000円弱と、東京出張と変わらない値ごろ感です。
訪問したのは、LoRa対応センサーで200以上もの製品をリリースしているNetvox社です。Netvox社はエリア人口180万超の台南市にあります。1995年設立ですが、6年ほど前からLoRa製品にほぼ完全シフトし売上げを伸ばしている会社で、工場は厦門にあります。業務分けは厦門で製造、ファームウェア・ソフトウェア開発、台南はAIを利用した開発行っているとの事。
特筆するはNetvoxのビジネスモデルです。多品種少量販売で、コアユーザー数社が特定モデルを大量購入しているようです。そう聞くと多品種開発に大きな投資が必要かと考えますが、実際少ない種類の通信ジュール、アンテナ、筐体で、センサーの種類だけ変え、効率的に開発を行っているようです。
今年に入り複数のセンサーをつなぎ、LoRa通信でデータ送信できる端末をリリースしました。Netvox社の製品は屋内用途のセンサーが多く、弊社で取り扱う水質センサーや農業用センサーなど、本格的な屋外用センサーをLoRa通信で送ることができるような製品はありません。スマートビルディング向けの製品が多いです。モデル数が多いので、メーカーも売れ筋の数モデルしか在庫しておらず、納期が2週間から6週間かかります。6週間かかるようなケースは、大量注文があり工場が忙しい時期となります。どういう時期に大量注文発生するかわからないので、正確な納期がなかなか答えにくいメーカーではあります。
今回の海外出張でうかつだったのは、「日本に帰る際に航空会社で、ワクチン接種証明の提示を求められる」ということを知らなかったことでした。台湾も旅行緩和したため、事前調査をさぼっていました。「接種証明アプリ⇒マイナンバーカード読み取りで証明書発行」で何とか事なきを得ました。
電子マネーマニアとして、以下の情報を共有しておきます。
セブンイレブン・・・Appl Pay利用可
ファミリーマート・・・Apple Pay不可
台北駅コインロッカー・・・Line Pay利用可 ただしクレジットカードとの紐づけ要
台鉄台南駅・・・Apple Pay利用可
台北市内MRT・・・悠遊カード(Suicaのようなカードで発行費がかかる)は使えるが
クレジットカード、Apple Payなどは見つけられず、ちょっとした高額紙幣も使用不可。
悠遊カードがないと不便。
桃園空港線・・・悠遊カード(Suicaのようなカードで発行費がかかる)は使えるが
クレジットカード、Apple Payなどは見つけられず、ちょっとした高額紙幣も使用不可。
悠遊カードがないと不便。
桃園空港内自販機・・・Line Pay利用可
ちなみに私は国内ではLine Payはまったく使ったことがなく、今回の出張のためにわざわざクレジットカードとの紐づけを行いました。
弊社では中国のメーカーとの取引きが多く、次回出張に電子マネーをどうするか悩み中です。銀聯クレジットカードを作ってみましたが、現地でクレジットカードを使っている人少なく、ほぼ支付宝と微信支付というスマホ決済が主流らしいです。日本でもダウンロード、登録できるようですが、抵抗感のある人も多いのか、中国出張者むけに決済用のスマホを貸出すサービスもあるようです。銀聯デビットカードは口座からの直接引き落としで、使い勝手が良いとの話を聞きました。そこで国内で発行可能ということで、中国K銀行の東京支店に行きました。受付の女性に発行してもらいたい旨伝えましたが、あからさまに「いやそうな」対応でした。まず口座を中国K銀行にもっていなければいけないということと、審査もあるという話でした。受付の人の対応では、申請しても相当時間と手間がかかると判断した次第です。引き続き調査し実際に中国出張した時にまた報告いたします。