「うしみる」担当社員募集中です

2022年02月15日
by ノルドマルク

 

弊社は旭川空港に近い、「ちょうどよい適疎の町」東川町にあります。東川町は移住者の多い町で、町には移住してきてお店を開いたり起業したりと、ご自分で商売をされている方が結構いらっしゃいます。私自身は隣の旭川市出身で、東京で長く働いた後、親の介護などもあり旭川に帰ってきました。

移住者にとって最大の不安は、「新しい土地で生活基盤を安定させることができるか」ということだと思います。東京から地元に帰ってきた私でさえも、仕事がうまくいき金銭的にも安定した生活を送れるか、ということには大きな不安がありました。しかしこちらで働き始め、数か月もするとその不安は払しょくされました。その理由は都市圏と旭川圏の物価の違いと、大都市で知らず知らず抱えていたストレスからの開放によるところが大きいものと考えています。不動産などは物価地域差の最たるものですが、個人的にはスーパーなどでの商品の価格差が都市と地方では大きいと感じています。私は冬にはスキー、スノボ、夏は釣りなど東京ではいずれも時間のかかる趣味を楽しんでいるため、こちらでの生活はより充実したものとなっています。移住を検討されている方には自分が求める理想の生活と、地方での仕事をうまくバランスをとることが重要だと考えます。

 さて弊社での仕事ですが、弊社ならではの「難しさ」があります。まず弊社のお客様の80%以上が道外のお客様で、本社が東京にあるような会社様との取引きが多いです。大企業を訪問やWEBでの会議は日常的にあるので、毎日地方の自分たちのペースでのんびりやるというわけにもいきません。また弊社は製品の製造をほとんど海外でやっていますので、製品の技術評価やマニュアル、資料作成に多くの時間をさかなければなりません。海外工場やメーカー担当者と英語でやりとりする必要もあります。ハードに合致したソフトを開発するにあたり、お客様の要求を定義して開発担当に伝える能力なども必要になります。今回は弊社の放牧牛位置管理システム「うしみる」担当の営業技術担当を募集しています。[ →採用情報 ] この仕事ひとつをとっても、求められる能力は多岐に渡り、やらなければいけない業務がたくさんあります。

「うしみる」首輪の開発には2年間ほどかかりました。数タイプの端末を製造し、牧場で数十頭の牛へ装着、数か月実験の後にメーカーに報告、改修を繰り返してきました。またいくつかの牧場で装着実験後、聞き取りを行いソフトの要求仕様を作り上げるということも必要でした。

求める能力としては英語、数学、機械などの素養が必要ですが、現場で加速度センサーを牛に装着し牛の行動データをとり、ビデオ撮影をするというような業務もあるので体力が必要です。足腰の強い方を歓迎します。「営業技術」という職種で募集していますが、営業的要素は薄く、むしろお客様から聞き取った内容を開発者やメーカーにつたえるなど、聞いて理解し自分の言葉で相手に伝える能力が必要です。英語はあまりできなくとも、数年で海外メーカーの担当者とやりとりできるレベルにはなるでしょう。逆に英語だけできて、他の社員が作った文章を翻訳するというような業務のポジションはありません。あくまでも担当者が自分で英語の文章を作成することになります。牧場や客先への出張もあるので、「月に一度だけしか出張できない」という方は難しいです。子供が小さい、親が高齢で頻繁には出張できないという社員もいますが、今回は牧場での業務などもあるので、出張できる方を募集しています。

弊社では有給休暇の申請が上司により断られるようなことはほとんどありません(日にち変更のお願いはあるかもしれません)。社員は8割以上有給休暇を消化しています。一般的な中小企業と異なりいろんな意味で自由度は高いですが、その分目に見える形での結果が求められるとも言えます。

本トピックをご覧になって「ピンときた」方の応募をお待ちいたしております。