Metabaseによるデータ可視化

2021年03月08日
by RAMBO

 

センサーからのデータは、WEBサイトにグラフなどを用い見やすいレイアウトで表示したいのではないでしょうか。
スクラッチ開発や、市販のBIツール等のパッケージ導入だと費用対効果が悪いというケースもあると思います。
そこで今回、Metabase という、OSSのデータ可視化ツールをご紹介します。
なお、この記事ではMetabaseのバージョン0.38.1を元に作成しています。

Metabaseは、下記の記載する様々なデータソースに保存されたデータを可視化(グラフや表)できます。

  • Amazon Redshift
  • BigQuery
  • Druid
  • Google Analytics
  • H2
  • MongoDB
  • MySQL
  • PostgreSQL
  • Presto
  • Snowflake
  • Spark SQL
  • SQL Server
  • SQLite

では、実際にサンプルをご紹介します。

構成

デモ用に構築したシステムの構成図は下記になります。

 

TBSL1からpHセンサー溶存酸素センサーのデータをKerlink iStation 923 SPNが受信、HTTPSでサーバーへ転送する構成になっています。この構成を模倣したプログラムを作成し、ランダムな値をクラウド側システムに送信しています。
API Gatewayにて受信したJSONデータをLambdaへ渡し、センサー値を取り出したのち、EC2上に構築したデータベースへ保存するようになっています。

Metabaseでの設定

Metabase(こちらもEC2上に構築)からデータベースに接続することで、テーブルを参照できます。

 

【ビジュアライゼーション】から、グラフやゲージ等の表現方法を選ぶことができます。

 

 

作成したパーツ(グラフ、表、ゲージ)を組み合わせてダッシュボードを作成することができます。ダッシュボードは特定の間隔でリロードできるようになっています。

 

以上、簡単にMetabaseを紹介させていただきました。
弊社では、このようなOSSを使ったシステム構築も行っておりますので、ご要望がありましたらご連絡ください。